店長の独り言

2005年5月5日

店長の独り言をお読みいただきありがとうございます。

168話から、テストとしてブログとしてみました。

アドレスが変わりましたので、そちらもよろしくお願いいたします。


アドレスは、次の通りです。

http://blogs.yahoo.co.jp/handasuien


2002年11月24日

始めに

 この仕事を始めて10数年、業界を見つづけて30数年、会社勤めでは、経験できない面白い?(変な)体験も色々ありました。

 そのほとんどが営業にさしさわりがあるため、なかなか公開できませんでしたが、そろそろ時効になった話も出てきました。

 またその都度思ったことなども含め不定期に書いてみたいと思います。

 業界関係者の方や(内緒話です)、不快に思われる方は、見ないでくださいね。

 新しい話が上になっていますので、初めての方は下から、興味の無い話は、飛ばして読んでください。

 ご意見やご感想は、メールや掲示板でお待ちしておリます。


2005年4月30日

167、最近の話25

少し前になりますが、「お金で人の気持ちを買える」と発言し、ワイドショウに色々な話題を提供した青年実業家がいました。

 色々な人たちが、この方の行動に賛成、反対の意見を表明し大きな話題となっていました。

 私は、別の視点でこの方の発言を聞いていました。

 理由はともかく、多感な少年時代に両親をはじめ、回りの大人たちの愛情を感じる場面が少なかったのだろうかと。

 お金持ちで友達の少ないお子さんがお菓子など物でつって友達と遊んだり、
お金が無いばっかりに友達と同じ遊びが出来なかったり、そのような状況から人の気持ちをお金で買うという発想が生まれたのでしょうか?

 お金で買った人の気持ちは、昔から「お金の切れ目が縁の切れ目」といわれるようにお金と共になくなってしまうのかと、余計な心配をしたり、

私は、小さい時、お金には恵まれていたかどうかはともかく、両親や回りの人達の愛情に恵まれていたことを感謝しています。


2005年4月26日

166、最近の話24

最近私は、毎週のように山登りをしていますが、ここ数年、台風などの自然災害が多かったためか、荒れている山が目に付きます。

いたる所の登山道は、倒木や、土砂崩れで寸断され、また山肌は、折れたり倒れた杉などで見るも無残な状態になっています。

山は手入れを怠ると荒れてしまうと言う林業関係者の話を聞きます。

木材価格の低迷で杉や、桧などの手入れが行き届かずに山が荒れる一因となっているようです。

ただそれだけでしょか?

私が見る限り、荒れているのは、杉や桧などの人工林がほとんどで、天然の雑木林は、大きな影響を受けていないようです。

手入れの行き届いた杉の木のなんと貧弱で弱弱しそうなこと。

それに引き換え天然の雑木林の頼もしいばかりの力強さ。

色々な事を考えさせられます。


2005年4月15日

165、叔父の話(家族の話J)

自営をしていた(現在は隠居して仕事は息子さんに譲られた)私の叔父の話です。

叔父は、もともと大手薬品メーカーで営業の仕事をしていました。

叔父は、非常に野心家でかつ努力家でした。

朝早くから夜遅くまで働き、営業所では、常にダントツの成績だったようです。

ただし数百人いる全社の営業マンの中には、数人の天才的な営業能力を持った人がいて、叔父がどれだけがんばっても、どれだけ大きい商談をまとめても3番が限度でそれ以上にはなれなかったそうです。

また営業所には、成績をあきらめて手を抜いて仕事をしている同僚もいたそうです。

その同僚は、家が資産家で、毎月貯金をすることも無く、給料の全額を使って優雅に生活をしていました。

叔父は、爪に火をともす様な生活をして貯金をしても、収入の差と節約だけでは、一生、その同僚を資産で抜くことも出来ないことに気が付いたそうです。

サラリーマンを続ける限り、どれだけ努力をしても天才にはかなわない、また生まれつきの資産家にも追いつくことは出来ない。

結局叔父は、脱サラをして自営を始めました。

叔父は、自営業で一般的な水準では、成功と言えるのですが、彼が目標としたレベルには、到達したのだろうか?


2005年4月1日

164、私の考え方P

ここ数年の間、健康食品や、サプリメントが大ブームとなっています。

アガリクスから始まり、メシマコブ、ニンニク卵黄、黒酢など次から次と新しい商品が発売されます。

私が子供の頃には、紅茶きのこというものが大流行しましたが、覚えている人がいるでしょうか?

私の身近でもたくさんの人が、これが体にいいんだと言って紅茶キノコを飲んでいました。

健康やダイエットという言葉に非常に弱い人が多いようです。

健康や、ダイエットを他の物と同じようにお金で買う物と考えているのでしょうか?

魚用品でも同じことが言えます。

水換え不要、これ1本ですべての魚が元気になるなどの商品が大ヒットして、その後、消えまた別の商品が発売され、ブームを起こします。


2005年3月11日

163、お客様の話

10年以上前の話ですからもう時効だと思います。

 ある日、初めて見えたお客様(30歳くらいだと思う)が長い時間考えられて、その当時日本に初入荷してからまだ間もなかった高価なニューギニアダトニオ(当時の価格で¥98000)をお買い上げになりました。

 当店では、今でもそうですが、希少性を訴えての勧誘はもちろん値下がりが見込まれる希少種の衝動買いは、できるだけ控えてもらっています。

その時も、今後入荷量が増えれば相当の価格低下が見込まれることなどを説明しましたし、御購入を私がお勧めすることはありませんでした。

数日後その方のお母様と名乗る方からお電話をいただきました。

「息子がお宅から高価な魚を買って来た様だが、これからは2度と売らないで欲しい。私たちの会社が今どんな状況になっているのか、私が息子にどんな気持ちで給料を払っているのか考えて欲しい」といわれました。

私は、お母様のお話は十分理解できましたが、「これから来店いただいたら販売はお断りします」とはお答えできませんでした。

30歳の大人の方に「お母様から止められていますのでお売りできません」

とはさすがに言えません。

その後何度か御来店いただきましたが、出来るだけお買い上げいただかないように説得を続けました。

お客様は、非常に感じの悪い店だと思われたでしょう。


2005年2月18日

162、怪しい行政E

私は、輸入のため毎週のように名古屋空港の税関に行っていました。

税関の職員は、夕方の5時が定時となっているようです。

5時ちょうどになると税関内全体に放送が入ります。

「職員の皆様お仕事ご苦労様です。 退社時間となりました。仕事の終わった方から速やかに帰宅しましょう。」

5時ちょうどにですよ。民間会社では、考えられません。

また通関が1分でも過ぎると、超過料金がかかります。超過理由がこちらには無く、職員のミスが原因でも同じです。

半田の市役所では、昼休みも業務を継続するようになりました。

大治町役場では、訪問者を「いらしゃいませ」とで迎えます。

税関が民間並みの業務をするようになるのは何時のことでしょうか?


2005年2月13日

161、怪しい業界人Pつづき

前に書いた四社会には、当店もよく話題を提供していたようです。

ある日の会合では、当店が数日後に予定していた特売が議題になりました。

どこの問屋が、何をいくらで、いくつ卸すのかの探りあいがあったようです。

会議の途中休憩の時、その内の1社から私に経過報告の電話がありました。

「D社がこんなことを言っていましたが、どう答えておきましょうか?」

こんな電話が小売店の私に入る様ではこのような集まりは続きません。

その後、この集まりはなくなりました。


2005年2月3日

160、怪しい業界人O

数年前まで、東海地方の大手問屋が4社集まって、四社会という親睦会を作っていました。

それは、各社の幹部が毎月集まり、情報交換をしながら、親睦を深めるためのものだそうです。

各社の幹部が集まっての会合ですから、当然大所高所に立って、業界の将来展望や未来に向かっての方向性を話し合う物だと・・・思う人はいませんよね。

御想像通り、商品によって、最低卸価格を決めるなど、談合組織の一面を持っていました。

ここまでは、他業界でも当たり前の話です。

ここからがこの業界の面白い所です。

たとえば、Aと言う商品の最低卸価格がその場で1万円と決まったとします。

次の日、その内の1社から、ここだけの話として、「Aをお宅だけに¥9500で卸します」と言ってきます。

さらに「この商品の最低卸価格は、昨日1万円と決まった。もし他社がそれより安い価格を提示したらすぐに電話をください。

それは談合破りだからすぐにきつく注意してやめさせなければいけない」

と私に堂々と言うのですよ。


2005年1月27日

159、最近の話23(つづき)

前回の続きです。

環境省のCO2案に反対する文章は、地元の商工会議所が作ったわけではなく、日本商工会議所が作成したものであったため日本商工会議所の若い担当者とお話をさせていただきました。

話し合いの内容は、御想像にお任せしますが、久しぶりに電信棒に向かって一生懸命説明しているようなむなしさに襲われました。

私が何を話しても帰ってくる答えは、私の話とは全く関係の無い、同じ答えの繰り返し、いんぎん無礼を絵に書いたような物でした。

唯一、人間らしく感じたのは、私が少し、話題を変えようと思って「この仕事を始めてどれ位経ちますか」と聞いた時の答え「関係ないでしょう!!」の一言だけでした。

私は、別に機関決定の変更を望んだわけではありません。

ただ一末端会員の意見を真摯に聞いてほしかっただけです。

残念ながら私は今、退会届を書いています。


2005年1月15日

158、最近の話22

私事になりますが、当店は、地元の商工会議所の会員となっています。

商工会議所からは、毎月カイギショゲッポウと言う小冊子を持ってきます。

今月号の中にCO2削減のための環境省案に反対する強い文章を見つけました。

以下は抜粋です。

「世界全体の2酸化炭素(CO2)排出量のわずか5%を占めるに過ぎない日本が・・・・・・・温暖化解決にはつながりません。」

京都議定書が採択されて7年、議長国、日本の産業界の一角を担う日本商工会議所が今になってこのざまです。

これでは、CO2削減の是非論からもう一度議論が必要となってしまいます。

日本を代表するべき大企業を多く会員に持つ会議所(現在の会頭は、旭化成()の会長)が自分の利益だけを考え将来展望を全く持っていない!

一末端会員として非常に恥ずかしい思いです。

強い抗議文を送った結果、地元の商工会議所の担当者が説明に来ました。

もちろん納得のいく説明は、もらえませんでした。

一流と言われた日本の経済界のレベルは、現在この程度のようです。

日本経済が不況から何時まで経っても脱出できないことが納得できます。


2005年1月8日

157、最近の話21

私の長男は、大学受験のため、冬休みは、元旦も塾の冬期講習に通っていました。

 息子と世間話をしていたら人気講師の話となり、化学の講師の苗字が私の高校時代の恩師の名前と同じです。

まさかと思いながら、詳しく聞くと、年齢、体格などがほぼ一致します。

古い卒業アルバムを捜して確認すると、なんと同一人物です。

当時から高校教師としては、はちゃめちゃな先生で、改造車で通勤し、私の卒業アルバムにはなぜか当時の先生の彼女が写っています。

ただし、生徒には当時から人気がありました。

私が卒業してから20数年、どんないきさつがあったか分かりませんが、まさか全く違う高校に進学した私の息子も教わるとは思いませんでした。


2004年12月19日

156、私の話O

十数年前、私がまだ技術職をしていた時の話です。

所用があって、協力工場に出かけた時のそこの社長さんの話です。

社長・・・・「機械が1台から2台の時が一番よかった。仕事が重なれば夫婦2人で力を合わせ、休みなしで夜遅くまで働き、仕事が少なくても借金も無く、固定費もほとんどかからなかったためどうにでもなった。

機械を3台、4台と増やしていく内に、従業員を雇い、借金が増え、機械を止めるわけにはいかないので、赤字でも仕事を請けざるを得なかった。

たぶん、3台から5台が一番つらい時期だろう。

その山を越すことが出来れば後は楽になったのだろう。」

私はその時、淡々と話される社長さんの話を意味も分からず聞いていました。

その1ヶ月ほど後、その会社は、倒産し社長さんは、自己破産しました。

その時の社長さんの話がずっと脳裏から離れません。

現在、当店は、4店舗、社長さんの話がよくわかります。


2004年12月14日

155、私の話N

この仕事を始める前に一時営業の仕事をしていた時の話です。

多くの他の会社でもあると思いますが、ここでは、営業マンは全員年に2回、数日間ホテルに缶詰になっての営業研修があります。

最終日のことです。

西日本地区の営業マン100人程度を集めて営業部長が研修を締めくくる最後の講義を行っていました。

他の営業マンは、それまでの研修で、しっかりと洗脳されているのか、振りをしているのか一生懸命話を聞いていました。

私が、ボーッとよそ事を考えていたとき部長が最低販売価格の話を始めました。

(この会社では、再販価格を設定し、安売りをする店に対しては、商品の引き上げや、取引停止など非常に厳しい対応をとっていた。)

 私は、思わず何も考えずに手を上げて「そのお話は、独占禁止法に違反しますよ」と言ってしまいました。

私は、営業マン全員の注目と驚いた部長の顔を見てわれに返りました。

強面の部長は、しどろもどろに法律には違反しないと説明をはじめ、もちろん我に返った私は、説明には全く納得できませんでしたが、すぐに引き下がりました。

せっかくの長時間かけた営業研修が、まじめに受けていない私一人のせいで台無しになってしまったようです。


2004年12月3日

154、家族の話I

久しぶりに息子が小さかった時の話です。

息子は、家で飼っている犬をよく散歩に連れて行きました。

ある日、散歩に行く前に、散歩の途中で犬におやつをやるので何かお菓子を欲しいといいました。

お菓子を少し渡すと、右のポケットに入れて、僕の分もちょうだいと言います。

もう少し渡すと、それを左のポケットに入れて散歩に出かけました。

帰ってから、息子は非常に怒っています。

「ルイ(犬の名前)は、ずるい、自分の分を食べ終わったのに、僕の分までほしがる」
僕の分も半分食べられてしまった。」

自分は、散歩が終わってから一人で食べればいいのにと思うのは大人だけの考え方なのでしょうか?


2004年11月20日

153、最近の話S

 昨日イギリスで、キツネ狩り禁止法が成立しました。

この法律の制定には、賛成、反対の大論争があったようです。

ここで狩りの対象となっていたキツネは、ワシントン条約の付属書で規定されている絶滅危惧種ではありません。

ところ変わって日本ではどうでしょうか?

キツネは、日本でも狩猟対象です。

日本では、ワシントン条約で絶滅危惧種に指定されたヒグマやツキノワグマも狩猟対象となっています。

(今年のように人に危害を加えた場合以外でも)

ただし、飼育のためでも輸出は、厳しく制限されています。

又狩猟の禁止は、ほとんど議論にもなっていないようです。


2004年11月13日

152、最近の話R

 最近農協又は、関連団体の産地偽装が問題となっています。

輸入した小麦粉から作った讃岐うどんを国産小麦粉100%使用としたり、

このような農協の産地偽装は、昔からよくありました。

20年以上前の話ですから時効だと思いますが、南知多の知り合いからみかんを1箱分けてもらった時そのみかんの箱は、静岡県の三ケ日産の印刷がしてありました。

 不思議に思って訳を聞くと特に何もいわなくても地元の農協からみかん箱として三ケ日産と印刷した箱を支給されるそうです。

 南知多で作ったみかんと三ケ日みかんは、見た目にも全く違います。

他にも農協が行っていた産地偽装は、大量にあったようです。


2004年10月30日

151、最近の話Q

今年は各地でツキノワグマが人を襲う事件が続発しています。

元々おとなしいはずのツキノワグマが今年は非常に凶暴化しているようです。

原因は、さておき各地で人を襲うことのない小熊までが捕獲、処分されています。

一部では、餌不足を心配してどんぐりを集め山に置く運動が始まり自然破壊だと騒ぐ自然保護団体が出て対策がまとまりません。

どちらも自然保護団体です。

話がまとまらない原因は1つ、論点がまったく違うからです。

論点を整理して議論すればおのずと答えが出てくると思います。

1、ワシントン条約でサイテスTに位置する国際保護動物であるツキノワグマと人の共存の方法

2、クマのために山にどんぐりを置いた時のメリットとクマが残したどんぐりが芽を出した時のデメリット

議論は、常に対案を持ってするべきです。


2004年10月24日

150、私の考え方M

最近は、日本も治安が乱れ凶悪犯罪が多発するようになってしまいました。

治安対策には、すべてに効く特効薬はないと思いますが、私の考え方を1つ。

現在、万引きなどの軽犯罪は、よほど悪質でない限り実刑になることはありません。

警察に届けてもほとんどの場合が、1時間程度説教されて終わってしまいます。

再犯を繰り返しても、実刑になることは、きわめて稀です。

過去には窃盗で執行猶予の判決を2回受けさらに猶予中に3度目の窃盗で逮捕された犯人が、裁判官の温情判決で過去2回の執行猶予判決を取り消し、罰金刑となった例もあります。

そのため刑がしっかりした犯罪抑止力となっていないように思います。

なぜこんなことになると思われますか?

禁固や、懲役などの刑に執行猶予がつかず実刑となるのは、通常1年以上の場合だけです。

そのため軽い犯罪での起訴や、実刑判決が行われないのです。

私は、執行猶予のない禁固刑の期限を1日から設けるべきだと思います。

万引きの初犯は、罰金2万円、2度目は、社会奉仕活動3日又は、執行猶予のない禁固3日など、その方が犯罪抑止力となると思いませんか?

暴走行為には、交通整理の社会奉仕7日、しっかり活動しない場合は、禁固7日、など、そんな法律改正はできないでしょうか?


2004年10月9日

149、最近の話題P

今年のオリンピックは日本代表の活躍で幕を閉じました。

日本代表は、柔道はもちろん、レスリング、水泳、陸上競技などたくさんの種目でメダルを取りました。

非常に喜ばしいことですが、メダリストたちのインタビューを聞いていて小さな疑問がわきました。

ほとんどのメダリストが「勝利は、皆さんの応援や、チームメイトとのチームワークのおかげです」といっていました。

完全な個人種目の選手までほとんどの人がチームワークを口にするのです。

もちろん、たくさんの応援や、チームメイトの手助けが力になったのだと思います。

ただ結果は、99%の本人の血のにじむ様な努力の積み重ねと1%の家族や監督などの五輪チームではないチームの援助で決まると思います。

「私の努力が報われて非常にうれしいです」と言いにくい雰囲気があるのか、一流選手に非常に協調性が出来たのか。

私は、選手が取ったメダルが、選手個人より国家に所属するかの雰囲気に疑問を持ちました。


2004年10月2日

148、私の話L

皆さんは、どんな人が男らしいと考えますか?

力強さ、優しさ、思いやりなど人によって色々な意見があると思います。

私は最近、休みの日は、山登りをするようになりました。

山によっては、登山道はもちろん展望台やトイレなどがしっかり整備された所もありますが、多くの山にはそのような設備がありません。

往復4〜5時間程度の山でも事前に用を済まし忘れると困ってしまうこともよくあります。

山には人目はありませんし、茂みに入ればどこでも用をたすことは出来そうですが、私はそのような行動は取りません。

ここに私の考える男らしさがあります。

私は、茂みで用を足す位ならその場で漏らすほうがましだと考えます。

お子様ではあるまいに、4時間や5時間の尿意を我慢できないようではあまりに女々しいと思います。

親知らずを麻酔無しで抜く父の考える男らしさに似ているでしょうか?


2004年9月25日

147、怪しい業界人N

数年前、所用があって、東京に1週間程度滞在しました。

時間に余裕があったため、いくつかの有名ショップを見学して回りました。

その時の話です。

あるショップに伺うとなぜか店の前にパトカーが止まっています。

何か事件でもあったのかと店内の様子をうかがいましたが、特に変わった様子はありません。

店の隅でスタッフ同士で話をしているのを見つけ、そばによって耳をそばだてました。

スタッフA・・・「俺は何も悪いことしてないよな? なんでおれが警察に呼ばれなきゃいけないんだ!」

スタッフB・・・「もちろんお前に悪い所はない。警察で説明すればそれで終わりじゃないか。」

スタッフA・・・「何であいつは自分から警察に行ったんだろう?」

スタッフB・・・「分からない。何か勘違いしているんじゃないか?」

話を総合すると、スタッフの一人が万引き犯を見つけ、殴ってしまったようです。

そのスタッフは、その後しっかりと油を絞り警察には連絡せず犯人を解放したようですが、殴られた万引き犯が警察に駆け込んだようです。

それでこのような会話となったようです。

その後どうなったのだろうか?


2004年9月20日

146、私の話K

 毎年夏になると、怪奇現象、幽霊などの話題がマスコミを賑わします。

 皆さんは、幽霊や、怪奇現象の存在を信じますか?

私は、基本的にその存在に興味を持っていません。

 たくさんの人が同じようにその存在に興味を持っていないと思いますが、それでも若い人を中心になお多くの人が真剣にその存在に興味を持っているようです。

その存在の有無の証明は非常に難しい物となると思いますのでここでは、その存在の是非を論じることはしません。

私の考え方は、一つ、幽霊がいてもいなくてもどっちでもいいじゃないか。

みんなにとって幽霊がいたら何か生活に支障をきたすのでしょうか?

多分幽霊も心霊写真などの怪奇現象も誰にも危害を加えません。

何の害も与えない幽霊がいたとしたら、お払いをして追い出さなければならないのでしょうか?

心を広く持ちましょう。自分に害を与えない他の生き物?を虐待?するのはやめましょう。

いいじゃないか、幽霊が自宅に居たって噛み付かなければ!


2004年9月13日

145、最近の話題O

 まだ景気が回復してこないのか、私のところには、色々な営業マンからたくさんの勧誘の電話がかかってきます。

 おなじみの、先物取引や、塾の勧誘、事務用品の販売、自己啓発セミナーなど本当にたくさんの電話や訪問など。

ほとんどの場合は、全く興味のないアイテムであるため、私はまず説明を聞く前に「絶対に買いません」と断ってからそれでも説明を聞いてほしいと言う場合だけしか話を聞きません。

 最近気になるのは、各々の営業マンの態度です。

最初は一生懸命勧誘するのですが、私が、話題をそらすと、そのまま元の話題には戻りません。

その結果なぜか最近3件連続で私が営業マンの人生相談に乗ることになってしまいました。

その全員が、「他に良い仕事があったら転職したい。」と言います。

ただし皆さんともに自分から新しい仕事を探すことはありません。

私の話は参考になったでしょうか?


2004年9月6日

144、怪しい業界人M

現在は、業界から撤退した外部フィルターのメーカーの話です。

そのフィルターをお買い上げいただいたお客様の一人からフィルターの汲み上げ水量がカタログに書いてある水量に比べ2割以上少ないとの事でした。

私は、ろ過材の抵抗、ホースやシャワーパイプなどの抵抗、高低差などで水量がカタログ値から減ることなどを説明しました。

 しかしそのお客様は、水量に疑問を持ち、テストをするためにろ過材はもちろん、シャワーパイプなど抵抗となりそうな物もすべて外しホースを最低の長さにカットして(各50cm程度)測定されたそうです。

私は、単一の商品の不良か、すべての商品に問題があるかを確認するため在庫品で同じテストを行いました。

結果はお客様からの指摘通り、水量は、カタログ値を2割ほど下回っていました。

すぐメーカーに電話をして説明を求めました。

私は、まず技術担当者にメーカーの持っている資料の提供を求めました。

1日経ってメーカーから送ってきた資料を見て唖然としました。

資料を読んだ経験の少ない人ならともかく、私が見れば添付の実験値や、グラフの不自然さは一目瞭然です。

優しく間違いを指摘しました。

メーカーはすぐに資料の嘘を認めました。

資料は、私からの電話を受けてからすぐに作文したそうです。

さらに私の態度に気を許したのか、カタログの汲み上げ水量は、すべて2割程度水増ししてあることを認めました。

私は、お客様に事実を説明し、他メーカーの商品に変えていただきました。

倉庫在庫を含めすべての当店在庫をメーカーに返品しそのメーカーのフィルターすべての取り扱いを中止したことは、言うまでもありません。


2004年8月31日

143、最近の話題N

私は見る事ができませんでしたが、8月12日にテレビ番組で水槽ディスプレイの大会があったそうです。

ある人からそのコンテストで優勝したショップの掲示板が大変なことになっていると聞いて初めてその掲示板を見てみました。

私は、そのショップを見せていただいたことはありませんが、掲示板での対応を見せていただいただけでそのショップの誠実さは伝わってきます。

書き込みをしている人に悪気はないのでしょうが、匿名で批判をする人達を私は好きになれません。

色々な人たちが、いろいろな意見や考え方を持っていることは良いことです。

又その意見を表明することも良いことです。

ただし、その意見を他人に押し付けることが、良いこととは思いません。

多くのショップの掲示板がそのような人達の投稿で閉鎖されています。

ショップは、生活を賭けて住所、氏名、電話番号などすべてを公開し掲示板を運営しています。

お金儲けが目的だったら、普通、掲示板の運営は、行いません。

匿名で相手の立場を考えず、投稿する行為をする人に他人を批判する資格があるとは思えません。

そのような人たちに誠実に答えているショップの対応に頭が下がる思いです。

(私にはまねができません。)


2004年7月26日

142、雑談

ある日、私が名東店にいると、半田店にいるお客さまから電話があり

「今、半田店の外にお宅の奥さんと出たところだ。奥さんにあやまれと言ったのだが謝らない。謝らしてくれ」といわれました。

何のことかわからず訳を聞くと「お宅の店で数ヶ月前にかった商品をよその店が数量限定の特売でそれより安く売っていた。どうしてくれるんだ」

との事でした。

そのことで私の妻に謝れといっても謝らないため、お客様が激昂し「表に出ろ」と脅しで言った所、妻が「じゃあ出ましょうか?」と言って外に出てしまったため対応に困り私に電話をかけてきたようでした。

特にうちの店が悪いとは思いませんでしたし、そのような状況で、もし私が妻に「謝れ」と言ったら私は、その後一生、妻に軽蔑のまなざしで見られるでしょう。

お客様は、激昂しておりましたが、私はトラブルを覚悟してきっぱり断りました。

そのお客様には、それまで何度か店頭でお叱りを受けることがありましたが、妻に表に出られて、対応できなくなったことが堪えたと見え、その後は、非常におとなしくなられました。


2004年7月20日

141、怪しい業界人L

最近、同業者からあるメーカー(当店はお付き合いがない)のバクテリアが良く売れていると聞いて、メーカーに電話をかけました。

私・・・・・・・「半田水園と申しますが、○○さんから御社のバクテリアが良いとお聞きしたのですが、御社でのテストデータがありますでしょうか?」

メーカー・・「あるにきまっとるだろうが!、うちは、メーカーだぞ!よそのように輸入しとるわけじゃないんだ!」

私・・・・・・・「よろしければ、データを見せていただけませんか?」

メーカー・・「何でお前に見せないかんのだ!よその店はどこもそんなことは言わんぞ」

私・・・・・・・「見せていただきますと、お客様に説明する時に説得力が出ると思うのですが?」

メーカー・・「見せてやらんといっとるじゃないか」

私・・・・・・・「申し訳ございません。データは、内密な物だったのでしょうか?」

メーカー・・「そんなわけないだろうが。」

私・・・・・・・「でしたら見せていただけるのですか?」

メーカー・・「ごたごた言うのならおまえん所には売ってやらん!」

私としては、言葉遣いに細心の注意を払い失礼のないように話をさせていただいたつもりでした。

私は、十数年、こんな会話を延々と繰り返しています。

十年一昔、進歩のない業界ですね。


2004年7月15日

140、怪しいマスコミG

最近、テレビで節約をテーマとする番組を良く見かけます。

電気代や水道代の節約方法を中心に色々な節約をしている家庭や企業の節約術を公開しています。

デパートの食品売り場で試食を繰り返し食事代を抑えると言う方も見えました。

ティッシュは、買わずに街頭で配っている物で済ませるという節約術?も有りました。

中には「ティッシュを配っているのを見たら同じ所を何度も通りたくさんのティッシュを集める」という方もいます。

このことが良いことかどうかは別として節約と言えるのでしょうか?

使うティッシュの量は、減らさないのですよ。

ただ人に物をねだって自分のお金を使うのを抑えるだけなら、物乞いが最高の節約となってしまいます。

私のサラリーマン時代の同僚にタバコをやめたと称してタバコを買わずに訪問先のお客様に1本づつねだっている営業マンがいました。

私は同行した時、恥ずかしくて顔から火が出そうでした。1日に何度も繰り返すのですよ。

私が考える「トータルメリット」という考え方とは対角にあるオンリーメリットを求める人もいるようです。


2004年7月10日

139、最近の話題M

今朝、居間でパソコンをいじっていると、台所からがさがさと物音が、、、

不思議に思って行ってみると、なんと60cm程度の子供の蛇(たぶん青大将)が這っています。家の中ですよ!

私は、田舎育ちですから、小さい時に蛇はたくさん捕まえて遊びました。

捕まえて外に出そうとしたとたん、噛み付かれてしまいました。

思わず手を引いてしまい、流し台の隙間に逃げられてしまいました。

昨年の夏は、金魚用の池の中で金魚を食べている小さな小さな蛇(30cm程度)を何回か捕まえ、家の裏の川に退場させました。

多分この蛇が成長し、今度は私の家に同居することにしたのだと思われます。

青大将は、昔から屋敷まわりと呼ばれ縁起の良い物として保護されてきたようですが、現在、同居(ペットとしてゲージで飼育しているのを除く)している家庭は珍しいと思います。

出来れば同居したくないのですが、何か良い方法はないでしょうか?

御存知の方はメール又は掲示板でお知らせください。


2004年7月5日

138、業界外の話M

当店では、新店で使うためにパソコンポスレジの見積りを取りました。

この会社からは名東店で使っているポスレジも購入しています。

見積価格は140万円、前回購入した時より50万円近く高くなっています。

そこで値引き交渉に入りました。

私・・・・・・「せっかくですが、うちの体力では、そんなに大金を払うことは出来ないのでもっと値引きをしてください。」

営業マン・・「いくらだったら払えますか?」

私・・・・・・・「・・・無理をしても100万円が限度です。」

営業マン・・「わかりました。100万円にしましょう。」

私・・・・・・・「・・・・・じゃあおねがいします。」

翌日、電話があって「画面を白黒にすると定価で4万円ほど安くなります」

私・・・・・・・「そうすると97万円位になるのですか?」

営業マン・・「いや、白黒にして100万円でいかがですか?」

私・・・・・・・「価格が同じならカラーでお願いします。」

営業マン・・「わかりました」

怪しいのは、アクア業界だけじゃないみたいです。


2004年7月1日

137、怪しい業界人K

前回も書いた同業者のPさんの話です。

当店が、メーカーの指定売価を守らず、怖いメーカーとトラぶっていたときの話です。

メーカーからは、色々と嫌がらせを受けていました。

その時どこで聞きつけたのか、Pさんから電話があり「「F社ともめてるんだって?俺が電話掛けたろか?」「半田さんは、俺のダチだとわかっててやっているのか?」と言ってやればそれで解決するよ。」と言っていただきました。

気持ちは非常にありがたかったのですが、甘えるわけにはいきませんので、「気持ちはありがたいのですが、自分の尻は自分で拭きます。また次の機会にはぜひ力になってください。」とお答えしました。

Pさんは、「ええんか?困った時はいつでも言ってや。きっちり話しつけたるで。」と言って電話を切りました。

敵に回すと怖い人ですが、味方につけると頼りになります。


2004年6月27日

136、怪しい行政D

皆さん御存知でしょうか?

地方公共団体や、国、県とその関係団体に商品を納入する場合、ほとんどの団体が指定業者からでないと購入できない仕組みになっています。

そのため、ほとんど価格競争がありません。

不正のホンの一例です。

1、行政に納入する業者向けだけに希望小売価格を高くしたカタログを作っているメーカーがある。(納入業者は、通常のメーカー希望小売価格より高く納品する)

2、たとえばショップが動物園など公共団体に納品する場合に、店頭価格とかけ離れた高い価格で納品している例がある。

3、規則で何社かの相見積もりが必要な場合、指定業者1社に複数の見積りを集めさせ、業者の言い値で購入する。

などです。

もちろんこのような行為は、行政担当者も承知しているでしょうし、又メリットもあるのでしょう。

不正をなくすために公共団体は、物品を購入した場合、商品名と価格をすべて後日公表するシステムができない物でしょうか?


2004年6月23日

135、業界外の話L

もうすぐ参議院選挙がスタートします。

私は、特定の支持政党を持っていませんが、小売業を営んでいるためか、各種の選挙があるといろいろな方から投票を依頼されます。

そこで気になる点が一つあります。

ある宗教団体を支持母体に持つ政党の支持者の方々が投票依頼の時に菓子折りを持ってくることです。

もちろん本部からの指示でこのようなことをしているとは思われません。

個々の運動員の方が支持を広げるために自腹で買っている物と思います。

ただこのような行動は熱心のあまりの勇み足ですむことではありません。

このような時、私の協調性のなさはいかんなく発揮されます。

顔見知りの目上の方や、お客様に対しても、非常に厳しい言葉で注意し、もちろん菓子折りはつき返します。

そのような行動の繰り返しが私の「変人」と言う評価を不動のものにしているのでしょう。


2004年6月19日

134、怪しい業界人J

最近は少なくなりましたが、少し前までは、当店がチラシを入れると、当日朝一番に必ずと言っていいほどメーカーからのクレームや、嫌がらせなどの電話が何本かありました。

相手・・・・・「○○○は、本当にこの値段なのか?、こんな値段で売っていいと思っているのか?」「ただで済むと思うなよ!」「特約店を解約させていただきます」など

当時は、その電話の本数でチラシの反響を計っていました。

2本以下なら今回のチラシは失敗だったなどと、、、

最近は当店のチラシにインパクトが無くなってしまったのか、ほとんど上記のような電話がかからなくなりました。

新店オープンのチラシは、成功するでしょうか?


2004年6月14日

133、最近の話題L

少し前からおれおれ詐欺が頻発しているようです。

また、有料サイトの架空請求もどんどん増えているようです。

携帯電話を持っていない、パソコンを全く触ったこともない私の父にも有料サイトの架空請求のはがきが来ました。

なぜこのような犯罪が無くならないのでしょうか?

理由はただ一つ、毎日のようにマスコミで取り上げられているにもかかわらず、被害にあう人が後を立たないからです。

定期的にマルチまがい商法が流行るのと同じ理由です。

少し前の話ですが、息子の高校の懇談会で、担任の先生に「最近の学生はせっかく身に付けた知識の使い方を知らない人が多いですね。」と言う話をしました。

担任の先生の答えは、「学校では知識を教えるだけで、使い方は、全く教えません」でした。

学校は、受験勉強だけを教える予備校と化してしまったようです。

生活に必要な最低限の知識は、受験勉強とは別に学校で教えるようにすれば、それだけでも悪徳な犯罪が減ると私は思います。

受験科目にマルチまがい商法や架空請求などの犯罪被害防止を含む一般常識を追加する方が効果的なのでしょうか?


2004年6月8日

132、怪しい業界人I


最近は犯罪も増え物騒な世の中になってしまいました。

この業界でも、ショップが荒らされ、希少種が盗まれて新聞を賑わせた事があります。

またショップだけでなく、問屋の倉庫や、翌日の配達用に荷物を積んだトラックがあらされることもあるようです。

これは、ある問屋の話です。

そこでは、2週連続で、夜間に盗難にあったそうです。

その後、相当期間にわたって、従業員が数人づつ交代でヘルメットをかぶり、金属バットを持って倉庫に隠れて見張っていたそうです。

運良くその期間中には、不審者は現れなかったようです。

昔と比べて少なくなりましたがこの業界には、まだ元気な方がたくさんいます。

非常に危険ですので、この業界を狙うのはやめましょう。


2004年6月3日

131、私の考え方J

最近、天皇家についていろいろな話題が上がっています。

女性天皇について、雅子様のこと、憲法改正に伴う、天皇の位置づけ(象徴とは?元首にすべきか?)皇太子の発言など。

男女同権の考え方から女性天皇に賛成する意見が多数を占めているようです。

私には、議論のスタート地点が間違っているような気がしてなりません。

男女同権にはもちろん賛成です。

ただし、現在の天皇は、人間宣言をして神から普通の人になったのにも拘らず、基本的人権が認められていないのですよ。

戸籍もなし、選挙権もなし、職業選択、宗教の自由、ほか多くの国民の権利も認められていません。

福沢諭吉先生の教えに天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云えり。」と言う言葉があります。

それ以前の問題として、御本人のお考えは、どこにあるのか、皆さん考えているのでしょうか?


2004年5月28日

130、ある問屋の話D

久しぶりに問屋のY社の話です。

Y社は、中部地区の専門問屋としては老舗で、先代社長は業界でも一目置かれている方でした。

私が、2店目の大治店をオープンした時、体調を崩していたにも拘らず、奥様と御一緒にご来店いただき、お祝いをいただきました。

次の日、奥様から(前に書かせていただいた、日本3大ババアの一人)お電話で店の感想をお聞きしました。

社長は、非常にほめていて、「小僧は、偉い。なかなかがんばっている。小僧がこれからも努力を続ければ、まだまだ店は伸びるだろう。」と言っていたそうです。

此処に出てくる小僧とは、当然、客である私のことで、内容は、もちろんしっかりとしたほめ言葉です。

私は、お礼を言って電話を切りました。

社長から見たら、私は、駆け出しの小僧だと思います。

ただ、そこまではっきりと言わなくてもいいと思いませんか?


2004年5月23日

129、私の考え方J

大病を患っていた年配の女性の話です。

彼女の夫は、数年前に亡くなったとの事でした。

彼女の夫は、若い頃から自分勝手で遊び好き、夫婦仲は、芳しくなかったようです。

夫が亡くなった後、彼女は、ただ清清したと思っただけで、寂しいとか、生きていてほしかったなどと思ったことはこれまで一度もなかったそうです。

ただ今回、大病をわずらって、初めて夫が生きていてくれたらと思うようになったそうです。

結局最後に頼りになるのは、お互い配偶者だけです。

仕事が楽しくなければ、楽しい人生は送れない。ただ家庭が楽しくなければやっぱり楽しい人生は送れない。

後悔先に立たずです。自戒の念をこめて・・・


2004年5月19日

128、私の考え方I

皆さん、仕事は楽しいですか?

ちょっと質問の意味がわかりにくいといけませんので言い直します。

仕事に夢がありますか?または、やりがいがありますか?

私の考え方の基本に仕事を楽しめなければ、楽しい人生は、送れないと言う考えがあります。

皆さん、考えてください。朝7時に起きて8時に家を出て、午後8時に家に帰り、0時に寝るとすると、平日家で起きている時間は、5時間程度、仕事をしている時間の方がずっと長くなります。

その仕事が楽しくなければ、家庭がどれだけ楽しくても、楽しい人生は送れないと思います。

もちろん、仕事の楽しさは、遊園地で遊ぶ楽しさとは違う物でしょう。

ただ、どんな仕事でも、仕事を楽しみましょう。

仕事の目的は、お金だけではないはずです。

多少収入(売り上げ)が減ってもかまわない、仕事が楽しければ、、、、負け惜しみに聞こえますか?


2004年5月15日

127、雑談A


前回の続きです。

付き合いが始まるのは、「付き合ってください」と言って、「OK」の返事をもらった所からなのだそうです。

毎日会って、デートを繰り返していても、「付き合ってください」と言ってOKをもらわない限り、男友達(女友達)の一人でしかないそうです。

また、全く会っていなくても、口頭で付き合いのOKをもらっていれば、付き合っていることになるそうです。

又「別れる」の定義も同じで、「別れよう」と言って承認をもらったら、その後毎日あっていても、きっぱり別れた事になるようです。

この定義によると私は、現在の妻と全く付き合いをすることなく、いきなり結婚したようです。


2004年5月9日

126、雑談

年をとったせいか、最近の若い人の感覚が理解できなくなってしまいました。

若い知り合いが、長く付き合った彼女と喧嘩でもしたのか、「きっぱり別れた」と話していました。

私の感覚では、きっぱりと別れた、といえば完全に連絡を取るのをやめたことをいうものだと思いましたが、現実は違っていました。

きっぱりと別れてからも、週末は毎週、一緒に過ごしています。

もちろんよりを戻したわけではなく、きっぱりと別れたままのようです。

そこで私は、彼女、元カノ、付き合っている、の定義について、たくさんの若い人から情報収集し、ほぼ完璧と思える結論を見つけました。

多分若い人から見れば、当たり前のことでしょう。

詳しくは、次回お話します。


2004年5月4日

125、家族の話H

久しぶりに長男の小さい時の話です。

ある日、所用で保育園入園前の長男を連れて親類の家へ出かけました。

その家では、家の中で小型犬を飼っていました。

お茶を飲みながら話をしている時、叔母が犬にもお菓子を与えていました。

それをみていたうちの子は、なんと犬がくわえたお菓子をすばやく取り上げ自分で食べてしまいました。

日ごろは、のんびりとした子供だったのですが、この時の動きは目にも止まらない様な早業でした。

取られた犬は、何が起こったかわからず、ただ呆然としていました。

私は、すぐに取り上げようとしたのですが、もちろん手遅れでした。


2004年4月30日

124、私の話H

アメリカンジョークです。

あるところに、信心深い一人の男がいました。

男は長い間、毎日神様にお祈りをしていました。

「お願いですから私に宝くじを当ててください」

10年以上経ったある日、男の前に神様が現れ、男に言いました。

「お願いですから宝くじを買ってください」

アクア業界では、買った宝くじが当たり、その後衰退していったショップが数限りなくあります。

当店は、今年初秋に新店を計画しています。


2004年4月24日

123、怪しい業界人H

皆さん同じ商品を仕様やパッケージを少し変えて別の商品として高く販売していたり、いかにもその目的に絞って開発したように装って販売している例を御存知ですか?

他業界でもたくさんあると思いますが、今回はアクア業界に絞ってお話させていただきます。

各社から発売されている水質調整剤には金魚の水とか、グッピーウォーターなど魚種を絞った物がたくさんあります。

説明文を読むといかにもその魚種を飼育するためだけに開発された最適な商品のように思われます。

本当でしょうか?

本当にグッピー用の水質調整剤にはグッピーに必要なミネラルバランスを分析し、金魚や、めだか用と区別しているのでしょうか?

また必要なミネラルは、区別しなければならないほど違うのでしょうか?

当店では、基本的にそのような商品は扱っていませんが、魚種を書いた商品は、消費者にわかりやすいのか、多少割高でも良く売れるという現実があります。


2004年4月18日

122、最近の話題K

 公正取引委員会は、少し前から談合などの不正を減らすために課徴金を大幅に上げる独占禁止法の改正案を作る準備をしているようです。

 ただ何時まで経っても法案は出来上がりません。

 なぜでしょうか?

原案を持って経団連の了承を取り付けようとして大反対にあっているようです。

私には理解できない!

暴力団対策法を作るときに、政府は、対象となる組織の代表者の承認を取らなければいけないのでしょうか?

談合を必要悪とし、私達は、これからも繰り返しますという前提で議論をする人たちと意見の一致を見るのは至難の業でしょう。

こちらのページに経団連の意見が載っています。

時間がある方は見てください。

http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2004/030.html

この文章のどこがおかしいと思われますか?


2004年4月14日

121、怪しい業界人G

最近あるメーカーと価格交渉をして数量と価格を決め、納品を待っていました。

数日後メーカーの担当者から電話があって、「近いうちに商品のパッケージの変更をする予定がありますが、注文を受けている商品は送ってよろしいでしょうか?」とのことでした。

当店では、その商品は欠品していましたし、私はパッケージなど気にしませんので、「今のままのパッケージでかまいません」と答えました。

ここからこの業界では、やっぱり理解しがたい会話になってしまいます。

メーカー・・・「送ってすぐに旧パッケージとなってしまいますので確認のために電話をさせていただきました。
        ところで送る数は注文数の、全数必要ですか?」

私・・・・・・・「もちろん注文数は、全数送ってください」

メーカー・・・「価格は、前回商談した価格がよろしいですよね?」

私・・・・・・・「・・・・パッケージがすぐに変わる予定なので価格を下げていただけるのですか?」

メーカー・・・「前回提示した価格は、最低価格です。現在は、パッケージ変更前で、在庫が少なくなっているため、商談した価格から少し上げてはいけませんか?」

私・・・・・・・「ぜひ前回お願いした価格でお願いします」

在庫が少なくなって高値でも売れる数量となったため、数量をまとめて特価で出荷するのが惜しくなったようです。


2004年4月11日

120、最近の話J

最近、新聞にブラックバス対策についての2つの意見が論評無しで載っていました。

 1つは、与党国会議員のブラックバス退治に反対する意見、もう一つは、自然保護団体の外来魚駆除の必要性を訴える意見でした。

 今回は、外来魚問題に対する論評は控えますが、両方の意見を読んで非常に寂しい物を感じました。
 
 論点は、全くかみ合わず、お互いに相手の意見に耳を傾け、問題を解決する意思は全くないようです。

テレビで見ている、国会討論、政治家と評論家で行っている政治討論会と同じで、内容があまりにも幼稚で、自分勝手、

早くも学力低下の影響が出てきたのでしょうか?


2004年4月7日

119、アクアショップを目指す方へD

 最近私の住んでいる地域の周辺にオープンした、大型のアクア部門を備えた大手量販店を3店舗見せていただきました。

3店舗とも店内は非常に広く、商品もない物はないといえるほど完璧な品揃えです。

又店内のレイアウトもすばらしく、非常に綺麗な売り場です。

唯一つ残念なのは、人(専門家)がいないことです。

過去にこのパターンで展開したほとんどの量販店が短時間で撤退しました。

振り返って、専門店は如何でしょうか?

 最近は、多少景気も回復してきたのか、専門店の新店もちらほら見られるようになりました。

 私は見せていただくことはありませんが、さすがに専門店には、魚に詳しい人がいると思います。

ただ私がこの業界に入ってから新しくオープンした専門店も残っている店は少なくなってしまいました。

前にも書きましたが、あえてもう一度書かせていただきます。

専門店の経営は、趣味の延長ではありません。

真剣勝負の場、ビジネスです。

負けたら致命的な傷を負います。

ただ魚が好きだから、魚に詳しいから、というだけで開業されることはお勧めしません。

前には、他業界を勉強されることをお勧めしましたが、それ以前にもちろんアクアショップもたくさんみてください。

生き残っている店と無くなった店はどこが違うのか?

自分がその店と競争したら、専門知識と魚への愛情以外にどれだけ勝る所があるのか?

その2つを抜いても絶対に勝つ自身のある人は、すぐに始めてください。

脱サラ(転業も含む)されて失敗された悲惨な状況をたくさん見ているためにあえて老婆心ながら書かせていただきました。


2004年4月3日

118、最近の話I

 皆様も御存知だと思いますが、4月1日から販売価格の内税表示が義務付けられました。

 皆様の中にも小売業に携わって見える方が見えましたら御経験されたと思いますが、外税から内税への変更は、非常に大変でした。

当店でも、3月15日から約2週間かけて表示を変更しましたが商品の価格シールの張り替え、プライスカードの書き直し、ポップの作り直し、レジシステムの変更などまだ完全には終わっていません。

 セールの準備のように生産性のある仕事で忙しいのは、やりがいを感じますが、今回のように生産性があまり感じられない忙しさは、むなしさを覚えます。

多分、今回私たちが夜遅くまで働いたことで、お客様に喜んでいただくなど、報いられることは何もないでしょう。

ただし今回の表示変更で、税込み価格を10円単位にさせていただきましたので、非常に不評だった1円玉から開放されることになります。

これが唯一のメリットでしょうか?


2004年3月31日

117、最近の話H

 今日朝のテレビで、別腹(満腹になっていても好きな物は食べることが出来る)について特集をしていました。

 レントゲン写真を見ていると完全に胃が一杯になった状態でも好きな物を見ると内容物を下に押し込み胃の上部に好物を食べることが出来るように空間が出来ています。

 昔から言われていた別腹が科学の力で立証されたようです。

 この別腹は、魚についてもあるようです。

シクリッドなどの大食の魚に食べきれないほど大量に人口餌を与え、少し時間を置いてから(完全な満腹状態で餌がまだ残っている状態)冷凍赤虫を与えるとその状態でも結構たくさんの冷凍赤虫を食べます。

ただし、人口餌を食べた直後に冷凍赤虫を与えると直前に食べた餌を次々に吐き出してから冷凍赤虫を食べます。


2004年3月26日

116、アルバイトの話

数年前まで当店でアルバイトをしていたK君の話です。

その当時K君は魚好きの学生でしたが、多少天然ボケの所がありました。

あるときの他のバイトと彼との会話です。

他のバイト・・「K君は、彼女いるの?」

K君・・・・・・・「いますよ」

他のバイト・・「そうすると休みはいつもデートなんだ」

K君・・・・・・・「いや、最近は会っていないです」

他のバイト・・「じゃあ毎日電話をしてるんだ」

K君・・・・・・・「いや、最近は電話もしてないです」

他のバイト・・「え、、、どれ位あってないの?」

K君・・・・・・・「半年以上は、会っていないし、電話もかけていないですね」

他のバイト・・「それは、付き合っていると言うの?別れたんじゃないの?」

K君・・・・・・・「いや、別れてはいません。付き合っています。」

他のバイト・・「多分彼女は付き合っているとは思っていないよ、確認してみたら」

K君・・・・・・・「じゃあ今から確認してみます」

K君はそう言ってその場で彼女?に電話をして「僕たち付き合っているよね?」
と確認しました。

そこで彼女がどういう返事をしたのかわはわかりませんが、K君は電話を切った後「僕たちは付き合っていませんでした。僕は彼女はいませんでした」と飄々とした表情で言いました。

彼はその後、大手メーカーの研究者として活躍しています。


2004年3月20日

115、最近の話題G

今年は二男の高校受験の年でした。

今週の初めに県立高校の受験がありましたが、なんとその2日後には、その高校の制服指定店から制服の案内が来ました。(合格発表はまだです)

御丁寧に「受験データを確認したわけではありません。」との注釈まで付いていました。

うちの息子の受験データを持っているのは、出身中学校、受験した高校、通っていた塾の3箇所です。

2年前に長男が同じ学校を受験した時も、同じ案内が来ましたので(長男は塾に通っていなかった)データを漏らしたのは塾ではないでしょう。

そうすると、中学校か高校しかありません。

データを横流しすることの是非は別として、せめて合格発表の後にしてほしかった。


2004年3月15日

114、業界外の話L

 昨年久しぶりに伊勢神宮を参拝しました。

 さすがに神々の中の神といわれるだけあって、平日の雨降りだったにもかかわらす混雑していました。

その中で特に目立ったのはお坊さんです。

私たちがすれ違ったお坊さんの団体だけで5団体ありました。

そのほかにも個人で来ているお坊さんもいました。

それぞれのお坊さんは、行在所(売店?)でお守りを大量にまとめ買いをしています。

私が見ていたところ、一団体で百数十個から300個位、たぶん1日当たりお坊さんが買うお守りの数は数千個にはなるはずです。

これが大乗仏教の懐の深さでしょうか?


2004年3月9日

113、最近の話題F

 最近、私の家の近くに中部地区最大級をうたう、大型ホームセンターがオープンしました。
 
店舗は非常に広く、又家からも近いため、これからは買い物に非常に重宝するものだと思っていました。

休みの日に、前からほしかった(店で使う)物で、近くのほかの店で手に入らない物をいくつか買いにいきました。

結果は、残念ながら手ぶらで帰ってくることになりました。

私がほしかったのは、インチねじ、水槽台を支えるステー、32mm鋼管とVP30の塩ビ管のつなぎ、などです。

結局遠方の別のホームセンターまで足を伸ばして買って来ました。(この店では私がほしかったすべての商品がそろっていた)

最近の大型店は、売れ筋の商品を大量の品揃えし、あまり売れない商品は置かないようです。


2004年3月 3日

112、怪しい業界人F

この話は、PL法が施行される少し前、10年ほど前にあるメーカーと別の件で電話をしていた時の話です。

私・・・・・・・「もうすぐPL法が施行されますよね。そうすると、万一クレームが出たとき、御社のようなメーカーは大変ですね。」

メーカー・・・「うちの会社には、PL法は適用されませんので関係ありません」

私・・・・・・・「え、、、PL法は中小企業を含めて一切の適用除外はないものと思いましたが?」

メーカー・・・「それは、その時点で会社が存在する場合だけですよね。うちの場合は万一トラブルが起こったらその場で会社がなくなり、数日後別の会社を立ち上げますので関係ありません。」

私・・・・・・・「・・・・・」

実際にそのような方法が使えるのかどうか私は知りませんが、他業界でも、永久保証をうたって数年後に会社が倒産するような例がいくつかありました。


2004年2月27日

111、最近の話題F

先日、訳があって新しい電話番号を申し込みました。

連番で、3つ希望したのですが、出てきた番号は、・・・・局の3913など非常に覚えにくい番号でした。

私・・・・・・・・「もう少しわかりやすい番号はないのですか?」

NTTの人・・・「3で始まる番号ではありません」

私・・・・・・・・「他の番号で始まるのでしたらあるのですか?」

NTTの人・・・「4とか2は嫌われますので、残っているかもしれません」

私・・・・・・・・「4とか2がたくさん付いた番号を探してください。」

NTTの人・・・「え・・・4や2がたくさん付いた番号がよいのですか?」

私・・・・・・・・「4でも2でも他の番号でも良いのですが、同じ番号がたくさん付いた番号が良いのですが、、、」

NTTの人・・・「たとえばどんな」

私・・・・・・・・「たとえば4242とか・・・」

NTTの人・・・「ちょっと待ってください、・・・・・4242があります。
そこから4243,4244も連番であります。」

私・・・・・・・・「その3つともください」

4242、4244非常に覚えやすそうな、いい番号だと思うのですが、みんなは嫌がるのでしょうか?


2204年2月21日

110、昔話

今回もサラリーマン時代の話です。

その当時私は、技術職でしたが、取引先の1社には、打ち合わせのため毎月訪問していました。

 当時の担当者は、40代後半だったと思います。

その会社の業績は最初、順調に推移していたのですが、途中から少しずつ傾いていき、倒産の噂が立ち始めました。

ある月にいつも通り訪問して担当者と打ち合わせをした時、担当者はいつも通り明るく、倒産の噂をまったく知らないようでした。

3週間ほど後に又打ち合わせのために訪問した時、前回黒々としていた担当者の頭髪は、完全に真っ白になっていました。

3週間で、20歳も老けたようでした。

私は、顔を合わせても、言葉が出ませんでした。

その後、ぽつんぽつんと担当者が話すには、「この会社に入る前に勤めていた会社が倒産し、再就職は、非常に大変だった、やっとこの会社に入って生活が安定したのに、万一のことがあれば年を取っているだけ前回より大変だろう。それを考えると夜も眠れない」とのことでした。

話には聞いたことがありましたが、「一夜にして白髪になる」一夜ではありませんでしたが、初めて目にしました。

幸いにも、その後その会社には、支援が入り、倒産することはありませんでした。


2004年2月16日

109、失敗談C

自慢ではありませんが、私は生まれつき記憶力に問題がある様です。

私の営業マン時代の話です。

ルートセールスをしていましたので、受け持ちの量販店を定期的に回っていました。

私は、自分の記憶力に問題があるのを自覚していましたので、まず初対面のお客様から名刺をいただいたときは、裏に日にちと、お客様の特徴を書くようにしています。

お客様をお伺いする時は、事前に駐車場で、担当者の名刺の書き込みを確認してから訪問します。

ある量販店にを訪問した時の話です。

その店の担当となって2ヶ月ほど経っていました。

その店は、営業所から離れた所にあり、2週に1回ほど訪問していましたので4回目の訪問だったと思います。

いつもの様に事前に駐車場で名刺の書き込みを確認し、担当のAさんの特徴を記憶、入店しました。

入店すると、少し離れた所に、名刺に書き込んであった特長と似た方がいましたが、その方のお顔には全く見覚えがありませんでした。

少し不安でしたが、その方に「Aさんは、いますか?」と聞いてみました。

その方は、私の顔をじっと見て返事をしません。

しばらく経ってから「・・・・・本気?」と言われました。

私は、一瞬意味がわかりませんでしたが、すぐに気づきました。

Aさん、本人だったのです。


2004年2月11日

108、怪しい行政C

最近のゴミ出しは、分別回収が非常に煩雑になりました。

昔、燃えるゴミをいれたレジ袋は、何時の間にか燃えないゴミとなってしまいました。

現在は、レジ袋と同じ材質の自治体が指定した袋を燃えるゴミ専用袋として使用しています。

レジ袋は、一部の自治体が税金をかける等、ゴミ減量化の最大の問題点とされています。

もちろん、資源の無駄遣いは、出来るだけ避けるべきです。

ただ、レジ袋の消費量は、声高に叫ばれていますが、自治体の指定ゴミ袋の消費量は、どれ位あるのでしょうか?

その点については、だれも問題としていません。

レジ袋は、昔は、レジ袋として1回、ゴミ袋として1回の計2回使用することが出来ました。

最近は、レジ袋は1回で使い捨て、さらに新しく買ったゴミ袋も1回のみの使用で焼却されてしまいます。

結局ゴミが増えただけだと思うのは私だけでしょうか?

自治体と、小売業者が共同でレジ袋の規格を統一し、一部を自治体のシールを貼ってゴミ袋として再利用できるようなシステムは難しいのでしょうか?


2004年2月6日

107、最近の話題E

アメリカでのBSE発生から始まった外食産業の混乱は、東南アジアでの鳥インフルエンザの発生で、さらに大変なこととなってしまいました。

ただここで少し疑問に感じるのは、今回のBSE発生国アメリカの反応です。

日本では、BSEが発生した時、牛肉の需要が急減し、廃業する焼肉屋さん
もたくさんでました。

 アメリカの消費者は、BSEの発生をほとんど気にしていないようです。

アメリカ政府も、日本のような全頭検査など考えてもいないようです。

インフルエンザと違い、牛肉から人にBSEが発生する可能性が非常に低く、また感染により大流行が起こることも考えにくいからでしょうか?

日本が神経質なのか、アメリカが楽天的なのか?


2004年2月1日

106、最近の話題D

少し前にディズニーの映画「ファインディング・ニモ」が公開されニモのモデルとなったかくれクマノミが大人気となっています。

価格が急に数倍に上がり、乱獲も心配されています。

この映画は、アメリカで先に公開され大ヒット後日本で公開されました。

アメリカでも騒動があったようですが、日本とは全く違う内容です。

アメリカでは、つかまってかわいそうな「ニモ」を自由にするために、水槽で飼っているクマノミを川へ逃がし、死亡させてしまうというようなことが多かったみたいです。(ニモは海水魚です)

日本では、全く逆で、かわいい「ニモ」を水槽で飼ってみたいと考える人が多かったようです。

ただし、多くの人が十分な設備や知識がないまま飼育し、かわいい「ニモ」と生活できたのはごく短期間だったようです。


2004年1月26日

105、怪しい行政C


先日、社会保険事務所に行ったときの話です。

駐車場は、非常に混雑していて、空きは、障害者用のマークのある場所だけしかありませんでした。

空きを待つため、通路に車を止めると、すぐに事務所の中から、人が出てきて、障害者用の駐車スペース誘導されました。

疑問に思いながらそのスペースに車を止め、用が終わって車を出すとすぐにそのスペースに次の車を誘導していました。

その数日後、もう一度いくと駐車場はさっぱり混雑していて、また障害者マークのあるスペースに誘導されました。

 多分このスペースが障害者のために空いていることはほとんどないでしょう。

ただし規則で障害者スペースを作らなければならないのでしょう。

そのために、事務所の人は常に駐車場をチェックして、健常者を誘導するために時間を取られています。

規則が間違っているのか、運用する人が間違っているのか?


2004年1月21日

104、業界外の話K

 皆さん、神様を信じますか?

もちろん宗教の勧誘ではありませんので御心配なく。

話を続けます。

神様を信じる方だけにさらに質問を続けます。

神様は、唯一絶対神ですか? それとも八百万の神々ですか?

神様はどこにいるのでしょうか?

少し前に、NHKラジオを聞いていた時のある村祭りの役員の方のお話です。

その村では、毎年、1月25日、26日の2日間(うろ覚えなので正確ではない)が村の守り神様のお祭りに決まっていて、数百年の間、ずっとその日にお祭りをしてきたそうです。

ただ最近は、農家が減ってサラリーマンが増えたため、平日の2日間が祭りとなると参加者は会社を休む事になり大変になってきました。

そこで昨年から、祭りを1月の第3土曜日と、日曜日に変更したそうです。

昨年、祭りの日程を変更し、準備をしていると、役員が怪我をしたり、村で事故が多発したり、村の神様の祟りだと思われることが色々あったそうです。

アナウンサー・・・「今年のお祭りの日程はどうされるのですか?」

村祭りの役員・・・「今年も昨年同様に第3土曜日と日曜日に行います。」

アナウンサー・・・「今年は、神様の祟りはないと思われますか?」

村祭りの役員・・・「去年は、日程を急に変えたので、神様もお怒りだったのだろう、神様には神様の都合もあるだろうし、祟りは仕方がない。

しかし村人には村人の都合がある。すべて神様の都合に合わせるわけにはいかない。その辺の所は神様もわかっているはずだ。

今年は祟りがあることはないだろう。

もし今年も神様がわがままを言うようなら私たちにも考えがある。」

私はこの話を聞いて非常に深い感銘を受けました。


2004年1月16日

103、私の話H

前にも書きましたが、私は学生時代に湯ノ山温泉の旅館で仲居さんの手伝いのアルバイトをしていました。

現在、このホテルは廃業してしまいましたが、当時は、高級旅館として名が通っていました。

ここでの朝食には必ず梅干が付きます。

問題は、この梅干です。

多くのお客様がこの梅干を残します。

中には少しだけ食べて残す方も見えます。

この旅館では、食べ残しの梅干は、すべて元の容器に戻して次の日のお客様に出していました。

友人は、地元のステーキのチェーン店でアルバイトをしていましたが、そこでは、付け合せの漬物の食べ残しを同じように容器に戻し、次のお客様に出していたそうです。

私はその話を聞いて以来そのステーキ屋さんには一度も行っていません。

両方とも20年以上前の話です。


2004年1月11日

102、怪しいマスコミF

今月発売された月間の専門誌を見て愕然としました。

具体的には、書きませんが、魚の病気の治療方法が、多くの項目で極端に異常です。

20年以上前の専門書は、非常に参考になった(病気の治療方法)のに、最近は、レベルが下がったと思うのは私だけでしょうか?

最近の専門家?は、個人的な経験だけで知識を身に付けているようです。

経験を裏付けする、実証実験や、実験計画法に基づく、優位性の検証がなされていない記事や報告が非常に多く見られます。

少し前のアロワナ専門書には、水槽の底面で魚の姿が反射して見えるためそれが原因でアロワナの目が下がると書いたものまでありました。

水槽外から見ると底面に魚の姿が反射して見えますが、水槽内に顔を入れてみればそれだけで反射しないことはわかります。

もちろんそのようなことをしなくても、中学校の理科の授業を覚えていればわかるはずです。

出版業界も不況のせいでタイアップ記事が増えすぎたことが一因なのでしょうか?


2004年1月6日

101、失敗談B

サラリーマン時代の話です。

同僚の一人にどうしても気が合わない人(Aさん)がいました。

会社の慰安旅行の宴会の時、私とAさんは隣同士でした。

同僚のBさんが二人に向かって「山田さんは、Aさんがきらいだよね」

言いました。

私には、Bさんが場の雰囲気をとりなそうとして言った事はわかりました。

私がその場で、「そうなんですよ、私はAさんが大嫌いなんですよ」と冗談っぽく言うか、「そんなことはないですよ! 私はAさんが好きです」どちらかを言ったらその場の雰囲気は和んだと思います。

ただ私はあくまで正直者です。

私が、「大嫌いです」と言ったら、冗談でなく素直な感情が入ってしまいます。

また嫌いなのに冗談でも「好きです」とは言えません。

私は、何も言えずただ黙ってしまいました。

その場の雰囲気はさらに悪くなり、Bさんは、「・・・山田さんは正直なんだから」と言ってその場を離れていきました。


2004年1月1日

100、怪しい業界人E

前にも書いた同業者P社の社長さんと電話で話していたときの話題です。

その時、共通の知人Eさん(同業者)の話題になりました。

Pさん・・・「Eさんがまた入院したそうやな。」

私・・・・・「Eさんは、肝臓を壊しているそうですね、お酒も飲まないし、タバコも吸わないのにどうしてでしょうね?」

Pさん・・・「決まってまんがな、シャブでんがな。はやりましたやろ、シャブが」

「私は、あなたたちとは住む世界が違う、少なくとも私の周りではシャブは流行らなかった!」

と本当は言いたかった。

実際に私が言ったのは、「え、、、・・・・・そうですよね・・・」でした。

私は、基本的に会話の中で自分の意見と違う相手の意見に相槌を打つことはありません。ただこの時は、相手の意見を否定することが出来ず思わず相槌を打ってしまいました。

Eさんが体を壊した本当の原因は知りませんが、やっぱりアロワナの輸入業者は、怪しい、、、

Pさんは、この業界に入る前は、地上げを行っていたそうです。


2003年12月29日

99、怪しいマスコミE


今日のニュースに路線バスの運転手が、バスを運転中にタバコを1本吸い、乗客からの通報で処分されたとの記事がありました。

先日は、新幹線の運転手が、仕事中に知人に携帯メールを送って処分されました。

また、列車の車掌が、終着駅で少しうたた寝をした所を乗客が見て通報、処分されたこともありました。

最近は、バスの運転手が飲酒運転をしたり、プロ意識が薄くなっているようです。

ただ、前にもお書きしましたように、飲酒運転のような違法行為と、運転中にタバコをを吸うなどの社内規則違反は、全く別物です。

同一視するようなマスコミの報道を私は理解できません。

わざわざ、本社やマスコミに通報するほどのことでしょうか?

バスの運転手が社内規則を破り、運転中にタバコを吸ったことは、良いことではありません。

ただ、マスコミが報道するほどのことでしょうか?

私は、規則は守る方ですが、サラリーマン時代、会社の電話を私用で使ったり、外出中に私用の買い物をしたこともあります。

そのような行為が見つかった時、注意されたり、処分されるのは仕方がありません。

ただ、そのような行為をマスコミが報道したら変ではありませんか?

最近のマスコミは、報道の意義を理解していない人たちが増えてしまったのでしょうか?


2003年12月25日

98、最近の話題C

昨日アメリカで初めて狂牛病の発生が確認されました。

日本では、2年ほど前に発生が確認されて大問題となって牛肉が全く売れなくなり、廃業した焼肉屋さんまででました。

狂牛病は、人のヤコブ病との関連が指摘されています。

多くの人が、感染の可能性を疑い、牛肉の消費を避けたようです。

狂牛病の感染の可能性が高いのは、牛の中でも危険部位といわれる、脳、脊髄、眼、回腸だといわれています。

私は、日本で狂牛病が騒がれていた時、厚生省のホームページで危険部位を使用した食品の一覧を確認しました。

厚生省の食品の一覧を示したページは非常に重く、私はパソコンがフリーズしてしまったと勘違いするほどでした。

ご確認された方もいるかと思いますが、内容は愕然とするものでした。

この危険部位を使用した食品を食べるのをやめたら、ほとんど食べるものが無くなってしまいそうです。

ささみの水煮、加工たけのこ、カレールー、とんこつラーメン等のほとんどの食品だけでなく、化粧品や医薬品、ペットフードもたくさん含まれています。

逆説的にいえば、危険部位を使用せず、安心して食べることが出来るのは牛肉だけです。

みなさん安心して牛肉を食べましょう


2003年12月21日

97、私の話G

前回の続きです。

私の学生時代の学食での話です。

そこでは、食券を買って、カウンターに並び、順番におかず、サラダ、ご飯、味噌汁とセルフサービスで取っていきます。

私が、取り終わって、食事を始め、味噌汁を飲もうとすると、中に黒いものが浮いています。

よく見ると大きなゴキブリです。

私は、黙って、元のカウンターに戻してきました。

一緒に食事をしていた友人は、それに動じず、自分の味噌汁を飲んでいました。

同じ鍋で煮たものなのに。

昼休みだったため、学食は非常に混雑して味噌汁も飛ぶような勢いで出ていました。

その後ずっと様子を見ていましたが、だれが取ったかわからないまま味噌汁は、カウンターからなくなり、何の騒ぎも起こりませんでした。


2003年12月17日


96、怪しいマスコミD

皆さんご存知だと思いますが、3年ほど前に雪印乳業による食中毒事件がありました。

ここでは、その事件については触れませんが、その後、長い間、食品会社がマスコミの槍玉に上がりました。

商品に、金属片が入っていたり、虫が入っていたり、変色があったり、賞味期限をごまかしていたり、、、

そのすべてが決して良いことではありません。

ただその時のマスコミの論調は私から見て異常でした。

中には明らかなマスコミの間違いや、クレーマーを思わせる物まで紛れ込んでいました。

ほとんどのマスコミがしっかりした状況確認もせず、消費者を名乗る人だけの意見を取り上げ、さも正義の味方の様に振舞っていました。

食中毒のように被害者が出ている事件と、単なる不良品の区別もなく(中には不良品でもないものまであった)同じように社会悪として報道していました。

私の知る限り、食品には、昔から異物の混入は、よくありました。

メーカーに該当商品を送ると、詫び状とともにいくつかのサービス商品を送ってきてそれで終わりです。

もちろん被害が出れば別ですが、私には、マスコミが大騒ぎするほどの大事件だとは思われません。

先日の話ですが、家族で山陽に出かけた時、帰りに本場の明石焼きを食べようと、明石市で専門店に入った時の話です。

店の人が持ってきた明石焼きの1つがテーブルの上に転がってしまいました。

持ってきた若い女性は、困ったように「どうしましょう?」と言われました。

私は、「いいですよ」と言ってそのまま拾って食べました。

もちろんそれがいやな人は交換してもらうべきです。

他の不良品もそれだけのことだと私は思います。


2003年12月13日

95、私の考え方F

前にも書きましたが、私は、この仕事を始める前に、小さなショップを始めて大手量販店と競争になった時、確実に生き残れるかどうかが気がかりで、大手量販店と取引している、メーカーの営業の仕事を1年間しました。

そこでは、ルートセールス(毎日大手量販店を回り御用聞きをする)をしていました。

ご存知の方も多いと思いますが、量販店では、商品の売り場作りから、棚卸、販売応援はもちろん、場合によっては駐車場の整理まで、メーカーや問屋に押し付けます。

ある日中部地方の大手ホームセンターK社のペット担当バイヤー(仕入れ担当者)から電話がありすぐにK店に来るようにとの指示でした。

K店に伺うと、ペット用品を納品しているメーカー、問屋の担当営業マンが全員集まっていました。

担当バイヤーは非常に立腹していて、「この店のペット用品売り場は非常に乱れている、どういうことだ!」とメーカー、問屋の担当営業マンに怒るのです。

その後、他の店舗も順番に回り、さらに他の店の売り場についてもきつく注意を受けました。

私は、この時、内心安心し開業を決意しました。

地元大手ホームセンターでこの程度、私が戦うのに資本力が3桁違うだけでは、ハンディが少なすぎる。

予想通り、結果は、まったく競争相手にはなりませんでした。


2003年12月9日

94、私の考え方E

確か1996年だったと思います。

仏領ポリネシアで核実験が行われました。

この核実験には、世界各国で反対運動が行われました。

現地では、環境団体グリンピースの抗議船が催眠弾を打ち込まれた後拿捕されるなど大変な騒ぎとなりました。

日本でも、被爆地、広島などで大規模な反対運動が行われました。

私は、フランスが核実験をすることよりも、環境には全く影響がないと言いながら、実験を自国内ではなく、遠くポリネシアで行うことに反対でした。(核実験を是認するわけではありません)

その時私が取った行動は、2つ、1つは、フランス大使館に電話で身分と名前を名乗り、実験反対を表明したこと、もう1つは、店頭で販売していたフランス製の製品に張り紙をして、お客様に不買運動への協力をお願いしたことです。

店頭からフランス製品を撤去する選択肢もありましたが、私は、あえて撤去は行いませんでした。

私は自分の意見を表明する、選択するのはお客様

それが私の考え方の基本です。


2003年12月4日

93、最近の話題B

最近、自動車整備士の国家資格の問題が、トヨタ系列の受験者に漏れ、問題となっています。
 
 トヨタでは、合格者に合格の辞退を指導するそうです。

少し前には、歯科医師の国家資格でも漏洩が問題となりました。

歯科医師は、論外ですが、専門技術を問う国家資格は、いつのまにか種類が非常に増え、問題の作成、試験、合格判定などは、ほとんどの国家資格が業界に丸投げされています。

つまり、自動車整備士の国家資格に限らず、ほとんどの国家資格が、問題を作成、採点をする人と、受験をする人が同じ会社にいるのです。

また問題作成者が、社内の受験者の教育係を務めることもあります。(社内の合格率が作成者の評価対象になる)

私もサラリーマン時代、技能士の国家検定を取りましたが、事前講習では、テスト問題と答えが全問読み上げられました。

私は、試験前日1時間かけて答えを覚え、98点を取って200人位いた受験生の中で3人の特別成績優秀で表彰されました。(^_^)v

私が受けた試験は、50問の○×問題なのですよ。

それでも、合格率は、30%程度だったと思います。(学科だけでなく、実技試験もある)


2003年12月1日

92、最近の話題A

先日テレビを見ていると、天然の鮭が全く売れなくなったという話をしていました。

天然の鮭は、油ののりが少なく、身の色が薄いため人気がなく、人気は養殖物に集中しているそうです。

養殖魚は、赤の色素剤を餌に混ぜ、赤の色を濃くしています。

業者が養殖魚の注文をする場合は、注文する魚の身の色を色見本(赤の濃さを濃い順に50段階くらいに別れている)で選び色の濃さを指定できるのです。

養殖業者は、注文によって色素剤の量を変え色の濃さを調整するのです。

この色素剤は、養殖マグロにも使われています。

マグロもまた、赤身の色の濃さが売り上げに影響するそうです。

これは、刺身が古くなって、もわかりにくいため売りやすいという利点(業者側の)もあるそうです。

この色素剤は、当店が前にアロワナの色上げテストで使ったものと同じです。

現在、ディスカスや、一部のアロワナに使用されています。

また、一部のディスカス、アロワナ用の餌にもはいっています。

みなさんは、色揚げについてどの様にお考えでしょうか?


2003年11月27日

91、業界外の話J

前にも書きました、私の愛車の走行距離が19万キロ近くになり、そろそろ限界に近づいてきました。

信号で止まっているとエンストしたり、燃費も、1リットル当たり11キロ走ったのに最近は、9キロ位しか走らなくなりました。

念のため、理想車種の見積りを取ってみました。

営業マンは、私が理想とする車は、完全なワンプライス、値引きなしだといいます。

証拠として、社外秘の社内資料を見せてくれました。

各車ごとに、値引き限度額が書いてあります。

私が希望した車は、確かに値引き0と書いてあります。

ただその横に、18という数字が書いてあります。

上をたどってみると、利益率との文字が、、、

メーカー希望価格は、400万円もするのですよ。

利益は、1台当たり、00万円あるのに値引きは全くなしです。

他の車には、値引き限度額20万円、利益率25%とあります。

車の販売利益は、これくらい必要なのでしょうか?


2003年11月23日

90、失敗談A

この仕事を始めて間もない頃の話です。

この頃は、まだ特徴が少ない地方の小さなショップだったため、前にも書いた専門問屋D社の営業担当者や、メーカーの担当者からもその点を散々に指摘されました。(そこまで言わなくてもいいのに・・・・)

 まず特徴を出すために、プレコだけに絞り、出来る限りの種類を集めていました。

それに合わせ、外売り場が広いのを生かし、大量の流木も集めました。

ただし店が小さいため、90cm水槽にろ過器を3つ付け、大量の流木を入れ、これでもかという位の数のプレコを入れ、毎日全量に近い水換えを行っていました。

 ただ何分経験が浅かったため、飼育方法については、専門書を読みながら手探りの状態でした。

 ほうれん草を茹でたものが良いと聞けばそれを試し、きゅうりが良いと聞けばそれも試していました。

 ある日、雑誌にスイカの皮(人が食べ終わった残り)を喜んで食べると書いてありました。

 早速、小型水槽にいたプレコで試してみると、非常においしそうに良く食べます。

その夜、家族で食べたスイカの皮を集め、プレコを大量に入れていた90cm水槽2本に分けて全部入れてみました。

 暗い中、目を凝らしてみているとすぐにプレコが集まってきてよく食べています。

 満足してそのまま店を閉め、朝水槽を見ると、水が真っ白に濁っています。
 
不安の中、そっと水槽内を見てみると、プレコが浮いています。

近づくといやな匂いもします。

結局、1本の水槽は全滅、もう1本も半分以上のプレコが犠牲になってしまいました。

スイカの皮が悪いわけではなく、量の問題でした。

生の餌は、スイカに限らず、きゅうりやほうれん草も、与えたら1時間程度で残りを出す必要があります。

一晩、水槽に入れっぱなしなど、もってのほかです。

私の知識不足で、プレコにはかわいそうなことをしてしまいました。


2003年11月19日

89、再販価格規制G

前に書きました水草用品メーカーのA社からの「適正な価格による販売のお願い」

についての続きです。

当店のホームページに書類を貼り付けた数日後、まずA社のホームページから当店へのリンクが消えました。

その次の日にA社の担当者から、当店のホームページから書類を削除してほしいとの依頼がありました。

色々話し合いましたが、合意を得ず、私は、掲載を継続しました。

その次の日は、非常に長い話し合いになりました。(電話で約3時間)

詳細は、お互いの名誉を守るためにかけませんが、(詳細を公表するとお互いの人格を疑われる恐れがある)非常にエキサイトした、激しい、議論を続け、なお妥協点を見つけることが出来ませんでした。

その次の日は、別の担当者から丁寧な依頼がありました。

そこで妥協点を見出し、当店のホームページからA社の「適正な価格による販売のお願い」を削除しました。

それから約3年経ちましたが、その時の約束は、実行されていません。


2003年11月14日

88、ある問屋の話C

久しぶりに専門問屋Y社の話です。

当時当店を担当していたYさんは、一生懸命仕事をするのですが、少しおっちょこちょいでした。

ある日当店に納品に来た時、車を見るとなんと助手席のドアがありません。

私・・・・・「ドアがない! ドアはどうしたの?」

Yさん・・・「途中で落としてしまいました。」

私・・・・・「えっ・・・・」

Yさん・・・「ドアを開けたままバックして塀にドアを当て、ドアが落ちてしまった」
       ドアは、後ろに積んである」

また別の日に別の店で電光看板に車をぶつけ電光看板を壊してしまい、店の店長に、「この近くに電気屋さんはありませんか?すぐに買ってきて取り替えます。」

と言ったそうです。

もちろん電気屋さんには、店の名前などを書いた電光看板は売っていません。

Yさんは、この他にもいろいろ変わった行動をしていました。

現在Yさんは、あるメーカーに移り営業マンとして活躍されています。


2003年11月8日

87、お願い

明日は、総選挙の投票日です。

皆さん投票に行きましょう。

間違ってほしくないのですが、私は、特定の政党や候補者を応援しているようなことはありません。

せっかくの権利なのですから有効に使いましょう。

私は選挙権を持ってから二十数年の間、一度も投票を棄権したことがありません。

白状しますが、どうしても投票したい候補が見つからず、白票を投票したこともあります。

それでも投票に行きました。

もう一度言います。皆さん投票に行きましょう。


2003年11月7日

86、怪しいマスコミC

ご覧になった方も多いと思いますが、一昨日から鯉ヘルペスについてのニュースが大々的に報道されています。

「日本で始めて見つかったウイルスで、治療方法がなく、一匹でもなったら、その池の鯉は全滅してしまうとか、、、

日本にはいないウイルスで、どこから入ったのか全くわからない。

高温に弱いウイルスため30℃で死滅する」

などなど

ヘルペスは、非常に怖い病気で、2年ほど前からランチュウに発生し、愛好家を悩ませています。

現在私は、このウイルスについて詳しく調べていませんので、ランチュウのヘルペスと鯉のヘルペスの関係、海外のヘルペスの広がり状況などを正確に把握していません。

ただ、東南アジアの一部で鯉ヘルペスが確認されていますし、直近に鯉の輸入制限されましたが、それまでは、大量に東南アジアから輸入されていたはずです。

海外から入ったのでしたら、その内の一部が持っていたのでしょう。

今までランチュウの世界で、おおきな問題となっていたにも拘らず、役所を含めだれも対策をとってこなかったのです。

私の知る限りマスコミも一切報道をしてきませんでした。

私から見れば、ランチュウでこれだけ問題となっている状況が続いた中で、鯉ヘルペスが発生しても何の不思議もありません。

また、ランチュウのヘルペスは、30℃では治りません。

35℃以上の温度が必要です。

ただ鯉の愛好家の皆さんにわかってほしいのは、新しくウイルスを持った魚を導入しない限り、現在飼育している鯉がヘルペスになることはありません。

注意しなければいけないのは、品評会などで、鯉を移動したり、他の魚と水が交わる可能性があるときです。

その場合は、移動後、最低3週間は、他の魚とは完全に隔離し、感染がないことを確認することが必要です。

また感染してからの治療は難しいのですが、予防方法はあります。

最近、観賞魚用の殺菌灯が非常に高性能かつ安価になりました。

昔のものと違い感染予防に非常に効果的です。

大事な魚を守るためにしっかりとした対策をとって下さい。


2003年11月3日

85、家族の話G

先日運転免許証の更新の案内が届きました。

私と妻は、誕生日が近く、毎回免許の更新は、一緒に出かけます。

妻が免許を取る時、更新を同時に出来る様に免許を取る日にちを合わせたためです。

今回の有効期間を見ると私は3年、妻は5年となっています。

私は、過去5年間に交通違反をしたため有効期間が3年となってしまいました。

私は、免許を取って二十数年、最初の更新以外は、常に2人で更新していました。

次回の更新を一人ですると、二十数年ぶりに一人で更新に行くことになります。

ルールは、しっかり守らなければいけませんね。


2003年10月30日

84、家族の話F

学生時代に現在の妻と大学祭に行った時の話です。

模擬店でコンピューターを使って相性占いをしていたので、2人の相性を占ってもらいました。

相性を0〜100%までの数字で表し、

確か80%以上が相性抜群(将来にわたって付き合いが続く)、

60〜80%がまあまあ(当分付き合いが続く)、

30〜60%が相性がよくない(近いうちに別れる)、

30%未満が全く合わない(今すぐ別れる)となっていました。

30%未満は確率が非常に少ないのか、記念品がもらえるとの事でした。

結果は、予想通り、十数パーセント、(今すぐ別れる)学祭2日目で、たくさんのカップルを占った中で30%を切ったのは2組目だったそうです。(20%以下は初めて)

主催者は非常に驚いて、「お二人はお付き合いしているのですか?」と聞かれました。

もう一組の30%以下を出したのは、団体で来た中の2人で、全く付き合いをしていない人だったそうです。

私達は、記念品をもらって、意気揚々と帰宅しました。


2003年10月25日

83、業界外の話I

うちの名東店の隣の家は、2匹の犬と数匹の猫を飼っています。

その内の1匹の黒猫は、非常に人に馴れていて、たまに自動ドアを開けて店に入ってきます。

私は、3年ほど前まで毎日、名東店から半田の自宅まで片道1時間ちょっとかけて往復していました。

名東店から半田へ帰るときは、半田店へ移動する荷物を車に積み、帰ります。

車のバックドアを開けたまま、何往復かして荷物を積み込み、名東店を出て走っていると後部座席で何か気配がします。

そうです、隣の猫が乗っていたのです。

きずいた時は、もう相当走った後でした。

深夜でしたのでもう引き返す気にはなれませんでした。

そのまま半田まで帰り、猫を車に閉じ込めたまま寝て、次の日に猫を連れて名東店まで行き、そこで猫を放しました。

猫は、一晩車の中で暴れたと見え、車は天井まで引っかき傷がいっぱい、おまけにおしっこまでしてありました。

閉じ込められた猫も大変だったでしょうが、閉じ込めた私も同じように大変でした。

ただ猫は懲りないのか、バックドアを空け荷物を積んでいると今でも車に乗り込んできます。


2003年10月21日

82、業界外の話H

最近は、インターネットのおかげで海外との連絡や調べ物が非常に便利になりました。

ただし、ただ便利になっただけではないようです。

たくさんの迷惑メール、掲示板の荒しなどだけでなく、非常にたくさんの間違った情報が氾濫しています。

 私も昔、個人のマニアのサイトをいくつか見たことがありますが、非常に怖くて見るのをやめました。

皆さん文章が非常にうまく、ページ構成もプロはだしです。

専門用語をふんだんに使い、学術論文のようなページもあります。

ただ内容には、いたるところに間違いがあります。

中には、致命的と思われるものまでありました。

初心者が読んだら文章力があるだけに余計に惑わされてしまうでしょう。

だれか一人が間違えたら数日後には、同じ間違いが氾濫していたこともあります。

自分では調べず、人のページを丸写しにする人もいるようです。

技術が進歩しても、本物を見分ける目が要求されるのは変わらないようです。


2003年10月17日

81、業界外の話G

先日の休日に、妻と2人で御在所岳に行きました。

出発が遅れ、又悪天候のため登山をあきらめロープーウェーで山頂まで上り、下りだけ登山道を歩くことにしました。

登山道(今回は中道を歩いた)は、思いのほか急でコースは、ロープや鎖場がある岩場がほとんどだったため、雨に濡れ、びしょびしょになっての下山となりました。

登山道は、ほとんど川状態、辺りは煙って景色はほとんど見えません。

下山前にロープーウェー乗り場で歩いての下山を止められたわけがわかりました。

ただし晴天の日でしたら非常によい展望で、紅葉の季節にもう一度来てみたい場所です。

私は学生時代、ふもとの湯ノ山温泉のホテルでアルバイトをしていたことがあります。

久しぶりにそのホテルを見てみたいと思い、地図で探してみましたが、そのホテル名がありません。

ホテルがあったと思われる場所には、別のホテル名があります。

確認のため、その場所まで行ってみました。

間違いなく私がアルバイトをしていたホテルです。

ただ現在は、ホテル名が変わり、さらに数年前に廃業したらしく、廃墟となっていました。

当時湯ノ山温泉でも有数の大型国際観光ホテルでした。

よく見ると周辺のホテル、旅館も相当数廃業しています。

時代が悪いのか、時代に取り残されたのか?


2003年10月13日

80、怪しいマスコミB

少し前にマスコミで黒めだかが絶滅危惧種に指定されるのではないかとの報道があり、にわかに脚光を浴び始めました。

確かに私の住んでいる地域でも、川や池で以前ほど見られなくなりました。

ただ本当にそうなのでしょうか?

私の知る限り、現在、国内で年間数百万匹の黒メダカが採取され、飼育用、餌用として販売されています。

国内に生息するめだかの数は、どんなに少なく見積もっても数億匹を下ることはないはずです。

この数が多いか少ないかは別としてまさか絶滅の恐れがあるとは思えません。

このような報道の結果、都会での末端の販売価格が1匹¥100と言う高値まで出て、余計に乱獲が心配です。

マスコミは、ニュース性を上げるために常に非常に小さな話題を意識的に大げさに騒いでいるとしか思えません。

その報道がどんな結果をもたらすかを考えているとは思えません。


過去には、NHKで、アカメを1cm当たり1万円と報道し、本当にそれに近い価格高騰をさせたことがありました。


2003年10月9日

79、家族の話E

今回は始めて長男の話です。

当地区の小学校では、毎年学年別のマラソン大会(現在は中止となった)がありました。

長男が1年に入学した最初のマラソン大会は、ブービーでした。

内容はともかく、一生懸命やった上でのことなら仕方ないと思い、結果については何も言いませんでした。

次の年は、前年より悪くなることはないと安心していたらなんとビリでした。

運動神経(持久力)がないのはわかっていましたが、いくらなんでも学年で1番ひどいとは思えません。

念のためその次の年(3年)のマラソン大会の前の日、結果に賞金をつけることにしました。

学年の1/2に入ったらいくら、1/3に入ったらいくらと。

結果は、まったく期待していませんでしたが、どうにか半分までに入りました。

たぶん賞金を出さなかったら、結果は、前年までと同じだったと思います。

前日の夜に初めてマラソン大会の結果に賞金をつける話をしたため、練習をしたわけではありません。

ただ一生懸命走っただけです。

それまでは、まじめに走っていなかったようです。

普通ビリは恥ずかしいから避けると思うのですが、、、


2003年10月3日

78、新店の話B

私は、新店を作る場合、事前に(3ヶ月から1年ほど前)影響が出そうな近隣のショップに挨拶に伺います。

ほとんどのショップが好意的に迎えてくれ、その後長くお付き合いをさせていただいている方も見えます。

ただ中にはいろいろな方が見えます。

何度伺ってもお会いいただけない方(名東区のR社)、距離が離れているため、ご挨拶に伺わなかった所、問屋を通して挨拶に来いと言われ、すぐに挨拶に伺った所、何しに来たんだと絡まれたり、(その後、閉店された)

本当にいろいろな方がいます。

これだからこの仕事は面白い。この業界だけのことじゃないでしょうね。


2003年9月28日

77、業界外の話F

少し前の話です。

仕事で三重県の伊勢市へ行ったときのことです。

昼食を食べるために、道沿いにある小さな喫茶店に入りました。

テーブルが5つほど、私と入れ替わりに一人のお客様が帰られ、客は私一人、スタッフは年配の女性一人、店の隅に猫が1匹いました。

私は、ほとんどの動物が好きです。

特に猫は大好きです。

ただこの時は、食事をする予定だったため、猫に触ることもなく、ランチを食べ始めました。

食べ始めるとすぐ、猫が寄ってきて、そのまま膝の上に乗ってしまいました。

女性は、ただ見ているだけ、猫をよけながら食事をするのに大変苦労しました。

最近は、ペットを家族として買い物や旅行に連れて行く人が珍しくなくなったようです。

中には、犬を連れて食事をされる方もいるようです。

私は、ほとんどの動物が大好きですが、動物によっては、嫌いな方も見えます。

動物の気持ちがわかるのに人の気持ちがわからないのは、少し寂しい気がします。


2003年9月24日

76、家族の話D(父の話)

私の父は、昔ながらの古いタイプの父親で、家では、非常に怖い存在でした。

又変わった所で見栄っ張りです。

だいぶ前の話ですが、ある日親知らずが生えて、数十年ぶりに歯医者に行きました。

もちろん、相当悪くなるまでほっておいたようで、しっかり腫れた状態で、とりあえず、痛み止めをして腫れが取れてから抜くと説明があったそうです。

短気な父は、すぐに抜いてくれと駄々をこね、さらに「麻酔や痛み止めはいらん。」

と言って何と麻酔抜きで親知らずを抜かせてしまいました。

これが、父が考える、男らしさです。

顔を大きく腫らして帰ってきた父は、その夜、一晩中痛みで寝る事ができなかったようです。


2003年9月20日

75、新店の話A

当店の名東店を作ったときの話です。

オープン予定の1ヵ月半ほど前に店舗の内装が完成し、水槽台、商品台の設置を始めました。

設備で使う水槽は、ほとんどが特注で、底だけがアクリルで他はガラス、水替え用にドレン穴を開けます。

2ヶ月ほど前までに設計を決め地元の小さなメーカーに発注してありました。

メーカーが小さいため資金繰りも良くないようで、代金も先払いしてありました。

オープン3週間ほど前には、完成の連絡もあり、水槽台の設置状況を考えて納品日を打ち合わせ、納品を待つだけとなっていました。

納品予定日の前日、メーカーから連絡があり、納品できなくなったとの事でした。

その時点で、オープン予定の約10日前、他のメーカーに発注してもオープンにまったく間に合いません。

すぐにメーカーに行き、納品できなくなったわけを聞きました。

メーカーには、当店用に作った特注水槽が山に詰まれています。

メーカーは、ただ平謝り、申し訳ないの1点張りです。

理由は、名東店近くの大型専門店R社からの圧力でした。

このメーカーは、問屋のD社(R社ときわめて親密な関係)と、この大型専門店R社が売り上げの大部分を占めていたようです。

大型専門店R社は、万一、半田水園に水槽を納品したらお宅をつぶすと言ったそうです。

私は、メーカーの事情がよくわかります。

D社と、R社を敵に回したら家内企業のこのメーカーは本当につぶれてしまうでしょう。

私は、黙って水槽の納品をあきらめました。

その夜メーカーのこわもての社長さんから酒に酔って男泣きに泣きながらお詫びの電話がありました。

名東店は、その10日後に水槽設備ができず魚がまったくいないまま仮オープンとしてスタートしました。


2003年9月14日

74、跡継ぎ

私の叔父や叔母には、自営業者が4人います。

その内2人は、子供に自分の仕事をついでもらうことを望み、常々子供にもそのように言ってました。

又子供も後を継ぐ気でした。

私を含めて2人の親は跡を継ぐことを特に望んでいませんでした。

その後色々な経過があって現在までにほとんどの家庭で結果が出ました。

すべての家庭で親の希望と別な結果が出たようです。

親が跡継ぎを望み、本人もその気だった家庭では、結局2人とも後を継ぐことはありませんでした。

親が跡継ぎを望まなかったり、進路について特に意見を言わなかった家庭では、2人とも後を継ぎました。

それぞれ色々な事情があると思いますが、この結果は偶然だけでしょうか?


2003年9月10日

73、怪しいマスコミA

 少し前から小学校受験(お受験)や、中学受験のための塾に通うお子様が増えたようです。

夏休みは、各塾が合宿などを行っているようで、テレビでもその様子を中継していました。

その中での話です。小学校低学年のお子さんに

アナウンサー・・・・・「大きくなったら何になりたいですか?」

お子さん・・・・・・・・「弁護士かお医者さん」

別のお子さんに
アナウンサー・・・・・「大きくなったら何になりたいですか」

お子さん・・・・・・・・「弁護士かお医者さん」

スタジオ・・・・・・・・「すごいですね、まだ小さいのにしっかりとした目標を持って勉強しているのですね。」

ちょっと待ってください。

本当に小学校低学年のお子さんが、自分の将来を考え、弁護士かお医者さんになりたいと思っているのでしょうか?

弁護士か裁判官ならわかります。医者か薬剤師でもわかります。

弁護士と医者は、まったく似ても似つかない仕事だと思います。

小さい子が口をそろえてその2つを口にすることに強い違和感を覚えるのは私だけでしょうか?


2003年9月6日

72、不要魚の処理C

当店では、店頭でお客様が飼育出来なくなった不要魚交換のお手伝いをしています。

ご依頼があった場合、店頭ポップ又は掲示板で引き取り希望者を募ります。

ある日、お客様から依頼があって大きくなったタイガーシャベルを格安で掲示した所、お客様のご自宅にブラジルの人がお見えになって「この魚はから揚げにするとおいしいんだ」とおしゃって買っていかれたそうです。

日本では観賞魚として販売しているタイガーシャベルなどの大型ナマズは現地では、食用となっています。

ただもちろん日本の魚屋さんでは販売していません。

この魚を食べながら故郷を思い出すのでしょうか?


2003年9月1日

71、不要魚、不用品の処理B

前にも書きましたが当店では、飼育できなくなった魚(奇形や病気のない魚)や、不要になった器具(故障のないもの)につきましては、すべて無償を条件にお引取りしています。

特に大型の魚の場合事前にお電話いただけると助かります。

ただ残念なことに開店前にドアのノブに魚の入った袋が架かっていたり駐車場に水槽が置いてあったりします。

水槽は別としても、せっかく持ってきていただいた魚が、一言声をかけて頂けないばっかりに死んでしまったりします。

声をかけていただければ、よほど特殊な状況でない限りいやみを言ったり、お断りすることはありません。

当店では販売しておりませんが、爬虫類(イグアナ、ワニガメ)につきましても大きさにかかわらずお引取りします。(犬や猫は別です)

魚(爬虫類)は生き物です。出来るだけ長く生きさせたいと思います。

私どもでも出来るだけ声をかけやすい雰囲気を心がけますので、万一飼育できなくなった場合は、置き去りにしたり放すことなく声をかけてください。

直接言いにくければ、メールや電話で匿名で確認してください。


2003年8月27日

70、家族の話C(二男の話A)

前にも書きましたが私には、2人の息子がいます。

今回も中学生の二男の話です。

昨年の夏休みの初日のことです。

二男に部屋の片付けをするように言いました。

数時間後、部屋からたくさんのゴミを出してきて外で燃やし始めました。

何気なく燃やしている紙を見ていたら、夏休みの宿題が混ざっていました。

急いで他のプリント(燃えているゴミ)も確認するとそれも宿題のプリントでした。

息子を問い詰めると、夏休みの宿題はすべてゴミと一緒に燃やしたそうです。

夏休みを楽しく過ごすために、ゴミと一緒に目障りになる宿題をすべて燃やしてしまったようです。

今年は、受験生です。

大丈夫だと思うのですが・・・


2003年8月23日

69、怪しい業界人D

専門問屋のY社から聞いた話です。

通常専門問屋では、前日までに各ショップから注文を受け、朝一番から商品を準備してトラックに積み、専門店を回ります。

ある日のことです。

当店担当営業マンが、車に注文の商品を積んで少し休憩して出発しようとしたら、荷物がほとんどなくなっていたそうです。

その時は、周辺にはほとんど人の出入りはなく、唯一ショップのオーナーが一人仕入れに来ていたはずなのに何も購入せず、いなくなっていたそうです。

他の従業員にも確認して、確信し、店に着く時間に電話を掛けて次のような会話があったそうです。

営業マン・・・「商品を持っていかれましたよね?支払いはどうされました?」

ショップのオーナー・・・「え・・・そういえば持ってきたような気がする。しまった代金を払うのを忘れてきた。次回払います。」

もちろん通常の仕入れでは、ショップの人が自分で荷物を出すことは少なく、又トラックから荷物を出すことはありえません。

支払いはともかく問屋の担当者の確認なく荷物を自分の車に積むこともありえません。

上記の電話のやり取りだけでその後も普通に取引が続いてしまう不思議な業界です。

その後Y社とそのショップともに廃業されました。


2003年8月19日


68、私の話D


今回も占いの話です。

十数年前長男が生まれた時です。

色々な人から名前の候補を出していただきましたが、子供の名前は妻と二人だけで決めることにしていました。

たくさんの名前の候補を書き出して、意味や音を検討し最終候補を絞りました。

その後、姉からもらった名づけの本(姓名判断)を確認し、凶運となっているのを見て安心してその名前をつけました。

2年後に二男が生まれた時も候補の名前が凶運となっていたのを見てその名前をつけました。

先日、インターネットの姓名判断のページを見ていたら、二男の名前は、字を少し変えると非常に貴重?な大凶となることがわかりました。

残念! しっかり調べてつければよかった。


2003年8月15日

67、私の話C

「火宅に子供ら逃げ遅れたり。時すでに遅し」

この言葉は、20数年前に難関大学受験の当日朝の新聞の占い欄にあった言葉です。

結果は、当然占いどおりでした。

私は、占い欄を見ることは好きですが、(文章が参考になったり面白い)占いはまったく信じません。

ただこの時は、私のためだけに占いをしたのかと思うくらいぴったりの言葉に感心しました。

その当時私は、高校卒業前から自動車学校に通いながら大学受験をしていました。

当然受験勉強はまったくしていませんでした。

自分で考えても、難関校を受験するのはおこがましい状態でした。

文頭の占いがあまりにもぴったりだったため今でも覚えています。


2003年8月11日

66、自然との共存B

今日は少しややこしいお話をします。

少し前のアクアライフ誌にありましたが、自然保護とは何を保護するのでしょうか?

砂漠は、自然でしょうか?

砂漠が自然だとすると、砂漠の緑化は自然破壊なのでしょうか?

庭に生えた雑草を抜くのは?

結局、自然保護とは、人にとって害のない自然、必要な自然を保護すると言うことなのです。

ここから本題に移ります。

最近動物の虐待が問題となっております。

鹿や鴨に矢が刺さっていたり、学校で飼育しているウサギが殺されたり、の記事が新聞をにぎあわせています。

もちろんこのような行為は、動物虐待として非難されるべきでしょう。

では魚を釣るのは(キャッチアンドリリース)?

子供が蝶の羽をむしったり踏んだりして殺すのは?

あまり良い印象はありませんよね。

農家の方がキャベツ畑の青虫を殺すのは?

ついでに卵を生みに来たチョウチョを退治するのは?

そこに遊びに来た孫が、チョウチョを殺すのを手伝うのは?

線引きは、人によってまったく違うものになるのでしょうね。

チョウチョの幼虫退治には、ほろ苦い思い出があります。

昨年亡くなった母が、元気な頃よく庭のキンカンの木に付いたアゲハチョウの幼虫を取っていました。

私は、その姿を見るつど母に文句を言っていました。

キンカンの葉が虫に食われても、チョウチョが飛んでいてこその庭ではないかと。

今になって思えば、私は、自分のことだけを考え別の考え方をもった母を思う余裕がなかったのだと。

母が、大切にしているキンカンに付いた害虫を退治するのは悪いことではないのです。

後悔先に立たずですね。


2003年8月8日

65、業界外の話E

先日、家族で三重県の赤目四十八滝にハイキングに行きました。

滝の入り口で入場料を払い滝川沿いの片道4キロほどがハイキングコースとなっています。

コースは、ほとんどが木陰となっており夏でも涼しく、川には、サンショウウオ他、たくさんの魚が泳いでいるなど自然たっぷりでした。

もちろん周辺は、国定公園に指定され、植物及び動物や魚などは、一切採取禁止となっており、そのことを表示した無粋な看板がいたるところに設置されていました。

ところが入り口を入ってすぐの川で、タモを持った親子が一生懸命魚を捕まえていたのです。

どこに行ってもこういう人がいるんだなあと思い通り過ぎましたが、もう少し先に進むと何とコース内の売店の入り口にたくさんのタモを展示し販売しているのです。

その先は、もちろんたくさんの子供たちがタモで魚を捕まえていました。

タモを国定公園内で販売することは、違法行為ではないでしょう。

又タモの販売を規制したり指導することも出来ないでしょう。

販売するかしないかは、業者の判断だけで決まります。

又買うか買わないかは、お客様しだいです。

私は、この業者だけを責める気はありません。

アクアショップや業界に同じ様な利己的判断をする業者がいないことを望むだけです。


2003年8月 4日

64、再販価格規制F

3年ほど前の話ですのでご存知のお客様も多いと思います。

ある日、水草用品メーカーのA社から社長様名で文章が届きました。

内容は、「適正な価格による販売のお願い」と言うもので、要約すると、うちの商品は、すべて定価販売してください。値引き販売を行うと特約店を取り消し、仕入れ問屋にも圧力を掛けますよ、と言うような文章でした。

明らかに独占禁止法に違反する文章で(ご丁寧に社長様直筆の署名と社印が捺印してありました。

私は、すぐに当店のホームページに書類を論評抜きにそのまま貼り付け消費者の意見を募集しました。

その時は、当店の行動に対しては、たくさんのお客様から賛同や励ましのご意見をいただきありがとうございました。

もちろんその行動に対し、メーカーとは、色々な話し合いがありました。

詳しい内容は、また次回お話させていただきます。


2003年7月30日

63、私の話C

私は、小学生の頃から将来は、ショップ経営をしたいと思っていました。

母が、ショップをしていたこと、親類にサラリーマンが少なかったことが大きく影響していたと思います。

ただ、ショップを始めるまでの準備期間についての考え方が他の人と大きく違っていました。

私は、普通科の高校から工学部に進み、技術職に就職しました。

もちろんすべて最終的にショップ経営をするための準備だと考えていました。

学校や、仕事で学ぶべきなのは、専門知識だけでなく、人としての幅(センス)だと考えています。

「学ぶものは、どこへ行っても同じ、それなら好きな分野を選ぶ」と言う考え方です。

もう一つ、ショップ以外の得意分野を持っておきたいと言う考えもありました。

結果として、その得意分野がこの仕事に非常に役に立っています。


2003年7月25日

62、家族の話B(妻の話A)

20年以上前のまだ結婚する前の話です。

この時は、一宮の七夕祭りに2人で出かけました。

駅前を歩いていた時、止まっていたタクシーの運転手が吸っていたタバコを道路に投げ捨てました。

私は冗談で妻に(この時は、妻ではないが)「あんなことしたらだめだよね。タバコを拾って返して来てよ。」と頼みました

すると妻は、何のためらいもなくそのままタクシーに近づいていき、タバコを拾って運転手に「落とされましたよ」と言ってわたし、そのまま何事もなかったように戻ってきました。

驚くべき行動力なのか、何も考えていないのか。

結婚してからも、この行動力と度胸には驚くことがたくさんあります。

(助けられることがほとんどですが、、、)


2003年7月20日

61、不要魚、不要品の処理A

最近、外産のクワガタと交配したクワガタ虫が見つかって問題となっています。

数年前は、数万円から数十万円した外産のクワガタ虫やカブト虫が、数百円〜数千円まで値下がりし、利殖目的で繁殖していた人たちが、飼育を放棄し逃がしたものが国産のクワガタ虫とかけ合わさったものと思われます。

これから徐々に純国産のクワガタムシが減少し、外産の大型クワガタが国内で普通に見られるようになってしまうでしょう。

最近は、池や川で見る亀は、ほとんどみどり亀、ザリガニは、アメリカザリガニです。

琵琶湖や長良川での生態調査では、ブルーギルやブラックバスはもちろん、毎回ガーが見つかっています。

その他、ワニや、カミツキガメなどが川や池で見つかり新聞やテレビのニュースで流れます。

原因は、一つではなく色々あると思います。

ただ一ついえるのは、日本産の生き物は、何と弱いことか、ほとんどの生き物が大陸産の種類に淘汰されてしまうようです。

又日本産の生き物が他国で大量繁殖していると言う話も聞きません。

島国の中で外敵に襲われることなく生きてきたためでしょうか?

私は、繊細な、純国産の生き物が少なくなってしまうことに寂しさを感じています。


2003年7月15日

60、私の話しB

私がこの仕事を始めて早14年、大きな夢を持ってこの仕事を始めました。

努力しだいで業界を変えることが出来ると思っていた。 若かった。

始めは、食費にも事欠く状態でしたが、少しずつお客様も増え、徐々に生活も安定してきました。

それにしたがって、本来なら少しずつ夢に近づいていくと思っていた。

現実は、ただひたすらに厳しい。

時間とともに少しずつ夢が離れていくような気がします。

追いかげても追いかけても近づかない、逃げ水のように。 砂漠の蜃気楼の様なものでしょうか?

風習や習慣、既得権の壁は予想以上に高く厚い。

人一人の力は、考えていたよりはるかに微力だった。

もちろんあきらめてはいません。never give up


2003年7月11日

59、共通性

この業界では、多くの商品に共通規格がありません。

一番わかりやすいのは、水槽のガラス蓋です。

皆さん、60cm水槽のガラス蓋がどれくらいの種類があるかご存知ですか?

60×30×36の規格水槽用でざっと14種類、他に幅広タイプや、インテリア水槽などがあり、後5種類程度でしょうか、他のサイズの水槽を考えますと、ショップがほとんどのメーカーの蓋を店頭に在庫しようとすると、50種類程度の蓋が必要となります。

それだけの種類の在庫を持っているショップは、日本中探しても数えるほどしかありません。

お客様が店頭に蓋を買いに見えた場合、ショップではまず、水槽サイズのほかに使用されているろ過機の種類、水槽のメーカーをお聞きします。

水槽のメーカーまで覚えておられるお客様は少なく、一度お宅に帰っていただきメーカー又は、水槽の内寸を確認してもう一度ご来店いただくことになります。

2度目のご来店で

お客様・・・「○○社の水槽の蓋をください。」

ショップ・・・「申し訳ございません。そのメーカーの蓋は在庫しておりません。
お取り寄せとなりますので、入荷後ご連絡いたします。」

何とお客様は、蓋1枚お買い上げになるために3度のご来店が必要となる場合があるのです。

おかしいと思いませんか?

私は、水槽メーカーの担当者と顔を会わせる度に規格統一の重要性を訴えましたが、だれもまったく取り合ってくれません。

ほとんどのメーカーが自分の利益だけを考え消費者メリットを考えていません。

規格統一せずに伸びた業界があったでしょうか?

ビデオや、パソコンなどほとんどの業界が万難を排して規格統一を行い飛躍的に市場を大きくしています。

消費者がもっと声を大にしてショップやメーカーに要求すべきです。

皆さん不便に感じたことはありませんか?


2003年7月6日

58、行政の不正B

最近は、全国どこでもごみの分別回収が行われております。

地域によって分別方法は違いますが、資源ごみ、不燃ごみ、可燃ごみを区別しさらにその中でも細かな分別が必要になりました。

ごみ減量化のため、ダンボールは、資源ごみとして、子ども会などに補助金を出して回収している自治体も多くあります。

しかし再生紙原料は、昨年から今年の初めまで需給の緩和から引き取りが逆有償(引き取ってもらうのにお金がかかる)となってしまいました。

その間一部の自治体では、補助金を出して回収したダンボールなどの資源ごみを、分別回収した後、他の可燃ごみと混ぜ、焼却炉で焼却していました。

朝早くから子供たちが再利用されると信じて各家庭を回って資源ごみを回収し、集まった資源ごみを自治体が他のごみと混ぜて焼却しているのです。

各自治体にもそれぞれ事情があるものと思います。

ただ一生懸命集めている子供たちのことを考えると、コストで割り切ることなく、再利用してほしいと私は思います。


2003年7月2日

57、同業者の訃報


1ヶ月ほど前のことだったそうです。

同業者で、当店とは、ライバル店として多分業界内では、反目しあっていると思われていたであろうF社の社長さんが亡くなられたそうです。

(その少し前に、中部地区最大のショップの社長さんも亡くなられています。)

実際のF社の社長様は、親分肌で人から物を頼まれたら断ることはありませんでした。

私が初対面だった時、当時私はライバル店だったにも拘らず、非常に無理なお願いをしました。

それにも拘らず社長さんは、一言「わかった、まかしとき」とおっしゃって、自分には、デメリットはあっても何のメリットもない私の無理なお願いを快く引き受けてくれました。

その時は、社長さんの御協力によって私はずいぶん助けられました。

外見は強面でしたが、この業界には珍しくしっかりとした商売のセンスを持った数少ない方でした。

又人情味の深い、親分肌の優しい父親のような方でした。

ご冥福をお祈りいたします。


2003年6月28日

56、行政の不正A

この話も十数年前の話です。

私の父が定年後、知り合いの会社で手伝いをしていた時の話です。

この会社は、道路掃除や、下水道掃除などを市から請け負っていました。

毎年、年度末になると、使い残した予算をストックするため?、まったく仕事がないにもかかわらず、空注文が来て、仕事を行わないにもかかわらず数百万(一千万に近い)のお金が振り込まれるそうです。

そのお金は、どうなってしまうのでしょうか?


2003年6月23日

55、私の考え方A

何度も言いますが。私は変わり者です。

10年ほど前のある日,わけあって同業者を訪ねることになりました。

初めての訪問でしたので、近くでお菓子を買って持って行きました。

通常通り、まず挨拶をしてから「つまらないものですが、、」と言って菓子折りを差し出すと、相手は、常識通りに遠慮されて受け取られず、私はもう一度渡そうとしたのですが、さらに辞退されました。

本当は、この押し問答をもう何度かした後、受け取っていただくのがマナーなのはわかっていたのですが、私は、このようなやり取りは、面倒で嫌いでしたので、そのままお菓子を引っ込め、持って帰りました。

相手は、さぞびっくりしたと思います。

又私は、昔から目上の方と食事した時(相手がレシートを持ったら)は、「ご馳走様でした。」と言って席を立つようにしています。(決してお金を出すのがいやなわけではない)


2003年6月19日

54、メーカー担当者の話C

ある魚病薬メーカーとの最近の話です。

ここの商品をもともと仕入れていた問屋が在庫を切らしてしまったため、中部地区で他に扱っている問屋を聞くために電話をしました。

私・・・「半田水園と申しますが、中部地区で御社の商品を取り扱っている問屋を教えてほしいのですが。」

メーカー・・「中部地区だったらN水族館がありますよ。」

私・・・・「・・・N水族館さんは、うちも取引がありましたが、20年以上前に廃業されましたよね?」

メーカー・・・「そうなんだ。N水族館さんは、廃業してしまったんだ。知らなかった」

だったら中部地区では、扱っている問屋は、ないね。」

私・・・・・・「うちはもともと、S社から仕入れていたのですけれど?」

メーカー・・「S社? そういえばそこにも卸していたかもしれない」

何と取引先が廃業して20年以上もそのことを知らず、小売店に紹介しようとするのです。
また現在の取引先については、まったく興味ないみたいです。

この業界で色々な変な経験をしてだいぶんなれたつもりでしたが、まだまだ毎日が驚きでいっぱいです。


2003年6月14日

53、業界外の話D

昔、私がサラリーマン時代の話です。
私は、技術職でしたので、お客様を接待したりされたりすることはほとんどありませんでした。

又協調性がないため接待などは、苦手で又嫌いでした。

ある日仕事が終わって帰ろうとしていた時、営業部の人が来て、お客様がマージャンをしたがっているのだけれど、メンバーが足りない。付き合ってほしいと言われました。

私は、マージャンは好きでしたが、接待マージャンをする気はなかったため、いったんお断りしたのですが、どうしても付き合ってほしいと言われましたので、お客様を喜ばせるようなうち方はしない、手を抜くことはせず、自由に打って良いのなら付き合っても言いと返事をしました。

営業の人は、切羽詰っていたと見えて、上記の条件を飲み私をメンバーとして接待マージャンをすることになりました。

もちろん私は、宣言通り、少しの遠慮もすることなく、ベストを尽くしました。

結果は、営業マンの努力(お客様にわざと振り込むなど)もむなしく私の一人勝ちとなってしまいました。

お客様は、顔を紅潮させ非常に驚いた様子で、今日は調子が出なかった、近いうちに時間を作るのでもう一度やろうと言われました。

営業の人は、かわいそうに一生懸命とりなしていました。

私は、たいした用もなく取引先に来てマージャンに誘う行為は、賄賂をせびるのと同等だと考えています。

私が負けたとしても、負け分は会社持ちで私が払う必要はありません。(もちろんお客様が負けた場合もうちの会社持ちでお客様が払うことも無い)

次の日私は、営業部長から呼び出され、又上司からもきつく注意を受けました。

その後、私が接待マージャンに呼ばれることは2度とありませんでした。


2003年6月10日

52、自然との共存A容器の再生利用

最近は、ごみ減量のため、リサイクルの必要性が言われます。

よく見ていただくとアクア業界の商品にも、再利用のために水質調整剤や、餌の容器に原材料名が書かれています。

ただ現在、これらの容器は、一切再利用されることはありません。

何とか一部でも再利用する方法はないかと考え、知り合いのいるプラスチックメーカーに相談しましたが、再生プラスチックは、ほとんど使い道がなく、逆有償(集めた容器をお金を出して引き取ってもらう)でも再利用は難しいとのことでした。

自動車業界など大手メーカーでは、自社で再利用するようになって来ました。

原材料を再利用するには、ロット、コストほか色々大きな問題があります。

いち小売店である私たちでは、どうにもならない問題です。(もちろんこれであきらめることなくこれからも対策を考えていきます)

当然アクア業界もメーカーが対策を考えるべきです。

当然私は、メーカーに対応を要望しておりますが、一人では何ともなりません。

皆さんも機会があったらショップやメーカーに要望してください。

みんなが使い終わった容器をショップに返す様にするとショップがギブアップしメーカーに強い圧力がかかると思うのですが。


2003年6月7日

51、行政の不正@

私が学生時代の話です。(20年ほど前)

測量事務所で測量助手のバイトをしていた時ある日の午前10時位に、事務所に数人の作業服を着た若い方が、「所長いるか?」と訪ねてきました。

所長が非常に親しそうに対応し「じゃあ行きましょうか」と言って私のところに来て今日は仕事はないから帰ってと言ってみんなで出かけてしまいました。

小さな事務所でしたので測量マンが所長を含めて2人、事務の女性の方が1人、測量はこの男性2人とバイトの私の3人で行っていました。

男性の2人が尋ねてきた若い人たちと出かけてしまったので、私の助手の仕事はなくなってしまったのです。

残った事務の方に、「今見えた人たちは、どなたですか?」とお聞きしました。

その方たちは、市役所の土木課の人たちで、仕事が暇になると訪ねてきて一緒にゴルフ(事務所から数分の場所にあるハーフコース)に行くそうです。

仕事をもらっている立場なので、こちらが忙しくても断ることができず大変だとのことでした。

平日の午前中です。土木課の人たちが全員有給を取って作業服で訪ねてきたわけではありません。

仕事中にみんなで業者を訪ね、ゴルフ接待をねだっているそうです。

今はこんなことはなくなったのでしょうか?


2003年6月25日

50、怪しい噂@

観賞魚業界は、非常に小さな業界で、ちょっとした噂も数日のうちに業界全体に広がります。

中には、まったくのデマや、間違いもよくあります。

この話は、10数年前の話です。

ある日、水槽設備屋のKさんと電話で色々お話をしました。

その2日後、別の業者と電話でお話をした時、「そういえばKさん亡くなったそうだね」

と言われました。

私は驚いて、「間違いでしょう、私は2日前にお話をしたけれど非常に元気だったよ」

と言いました。

いや間違いない、じゃあ電話の後でなくなったんだ」と言うことでした。

驚きましたが、そういうこともあるのかと考えその場は電話を切りました。

その2〜3日後、何とKさん本人から又電話がありました。

私・・・・・「・・・亡くなったんじゃなかったんですか」

Kさん・・・「何言ってんだ、つい数日前も話をしたじゃないか!」

私・・・・・「・・・そうですよね」

こんなことが何度もあります。

やっぱり特殊な業界なのでしょうね。


2003年5月29日

49、再販価格規制E

これも10年ほど前の話です。

大手水槽メーカーN社から新しい高級一体式水槽シリーズが発売されました。

メーカーからは、やわらかい表現で最低価格についての希望が伝えられました。

私は、再販価格規制とは受け取らず、最初からこの価格を下回った価格で販売を始め、店内に大きなポップを掲示しました。

2日後N社の営業部長のk氏が急にご来店され(当店への来店はこの時が最初で最後)、販売価格を上げてほしいと強く依頼されました。

私は、この時本当に悪気はなく、メーカーの指導を破ったつもりはありませんでしたが、ただなぜチラシを入れたわけでもないのに、半田の田舎の店での店頭価格が、メーカーに伝わったのかがわかりませんでした。

理由を聞くと、近くの店が、当店の販売価格を確認し、メーカーにクレームを入れたそうです。

この時、私は、この大手メーカーと戦う準備ができておらず、又戦う気もありませんでした。

そのため、とりあえずその場でポップを破り捨て、指導に従いました。

その数日後、他地域で指導価格以下での特売を確認し、当店の販売価格も元に戻しました。

メーカーの指導を無視するのは簡単ですが、十分な準備なく行動を起こすと取引問屋他、いろいろな方へご迷惑をおかけし、結局はお客様にご迷惑をおかけすることになります。

準備不足で、失敗した例です。


2003年5月25日

48、オリジナル商品の話A

ダイオキシンの発生原因となる、塩ビの使用を減らすためのオリジナル商品の第2弾、セパレーターが完成し、昨日から全国発送を始めました。

今までのセパレーターは、ほとんどの商品が、ボード、レール、キスゴムのすべてを塩ビを原料に作っていました。

今回私たちが作った商品は、キスゴムに先日発売したシリコンキスゴムを使用したのを始め、業界で初めて一切塩ビを使用しておりません。

又材料以外にも色々工夫して使いやすくしました。

現在、環境対策商品の第3弾を作成中です。

最近自動車業界や電機メーカーで、公害防止のためクロムメッキの使用を中止する動きが広がっております。

鉄を再利用する時に6価クロムが溶出し、環境汚染の原因となるそうです。

当店のオリジナル商品のライトラック60cm、90cmサイズは、鉄にクロムメッキを施しておりました。

現在製造を中止し、材料をステンレスへ変更する予定です。

価格は少し高くなってしまいますが、耐久性は大幅にアップし、海水魚にも使用できるようになります。

これからもできるだけ環境に優しい商品を作っていきたいと思いますのでご協力をお願いいたします。


2003年5月22日

47、怪しいマスコミ@

昨日は休みで少し遠出をしました。

その途中聞いたNHKラジオ番組の話です。

テーマは、「炭パワーの秘密」で、炭を入れた洗顔クリームなど、炭の色々なパワーについて専門家と称する人がいろいろなお話をされていました。

その中で、備長炭の効果についても色々お話されていました。

お米に入れてご飯を炊くとご飯がおいしくなるとか、お風呂に入れるとカルキが抜け肌に優しい、お風呂の壁に埋め込むと、脱臭効果やイオン効果があるなどです。

ちょっと待ってください。

私は、水槽の水処理のために備長炭が利用できるのではないかと考え、色々テストをしたことがあります。

100リットル水槽に対して、外部フィルターのエーハイム2226、2224に備長炭をしっかりつめ、カルキ処理、流木のあく抜き、メチレンブルーの吸着テストを1/10以下の活性炭との比較テストの形で行いました。

何度かのテストの結果、ある程度の吸着力は確認できましたが、水槽の水処理に使うには弱すぎ、1/10以下の活性炭の力には遠く及びませんでした。

私の経験から言えば、風呂のお湯に備長炭を入れ、短時間でカルキを抜くには、バケツ1杯位の備長炭を使ったとしても、ただ入れただけでは無理で、明らかな間違いです。

又、お風呂の壁に備長炭を埋め込んだとして、遠赤外線効果や、イオン効果については、私は確認していませんので(たぶん番組で説明された専門家の方も確認されていない)ここでは触れませんが、においなどの吸着効果が長期間続くと言う表現も間違いです。

マスコミの放送や、文章は、無批判で事実と受け取ってしまうことが多いと思います。

しっかりと注意して判断することが必要ですね。


2003年5月18日

46、商品、魚の価格についてB

 皆さん、アクア商品の価格に疑問を感じたことはありませんか?

何でこの商品が、こんなに高いのだろうか?

たとえば、ヒーターカバー、今は少し安くなりましたが、数年前は、当店の販売価格で¥780しました。

 私は、一時プラスチックメーカーに勤めていましたので、原価が想像できます。

どのメーカーも生産数が少ないため、高くつくと言いますが、本当でしょうか?

当店で原価計算し、金型を起こしオリジナル商品として¥480で販売を始めたところ、他社商品の価格も下がり始めました。

やればできるのです。

生産数が少ないためだけで価格が高いわけではないのです。

高くても売れるから高いのです。

当店は、業界で価格破壊の先導者として疎まれていますが、私は、価格破壊を目指しておりません。

もっと言えば価格破壊という言葉や激安などと言う言葉は嫌いで今まで一度も使ったことがありません。

私が目指しているのは、安心価格です。

だれもが、安心して(よその店は、もっと安くないだろうか?後で価格が下がることがないのか?この商品は、このくらいの価格が適正か?)購入できる価格を目指しています。


2003年5月14日

45、アクアショップを目指す方へC

 今回は、具体的に数字を出してお話します。

まず店舗面積30坪とすると、総予算として2500万円位必要でしょうか。

経費を節約するために、夫婦2人で営業されるのか、本人1人と夕方と土日に一人だけバイトを入れるとして計算します。

月売上目標300万円、粗利率30%とすると、月粗利90万円、家賃25万円、光熱費他15万円、人件費(バイト代)10万円、減価償却10万円とすると、残りの30万円が収入となります。

営業時間を朝11時から夜9時までとすると、営業時間は、10時間、閉めてから3時間働くとすると、(閉めてからどれだけ働くかが店の良し悪しを決める)労働時間は、1日13時間となります。

営業開始から最初の1年は、勉強のため休みは、ほとんどないものと考えてください。

店を閉めたら仕事は終了だと考えるようでしたら、開業はお勧めしません。

ちなみに私は、脱サラから、7年ほどの間、年、数日しか休めませんでした。

又現在の景気状況から考えると、オープンから2〜3年は、赤字営業を覚悟してください。

2年間、月当たり20万円の赤字だとすると、開店資金のほかに運転資金として500万程度が必要です。

数字は、あくまで標準的なもので、地域、経営方針等によってまったく変わってきますので、計画に応じて入れ替えて考えてください。

又売り上げ目標は、前回も書きましたが、しっかりとした裏づけのある数字を使用してください。

根拠の薄い数字を使用すると後で、大変なことになります。


2003年5月10日

44、家族の話A(二男の話)

現在は、中学生になった次男が、保育園児だったときの話です。

ある日、家にいると息子が、非常に大きな猫を必死に抱き上げて帰ってきました。

驚いて聞きました。

私・・・・・「どうしたの?」

息子・・・「猫が道に落ちていたので拾った」

路地で昼寝していた猫を落し物と勘違いして拾ってきたのでした。

昼寝中に息子に拾われ、猫は、非常に迷惑だったと思います。

放すと、ゆっくりもとの道を帰っていきました。

以上は、昔の話です。ここから現在の話に変わります。

数日前に家庭訪問がありました。

先生は、非常に言いにくそうに、息子が宿題をよく忘れるとおっしゃいました。

息子に宿題の事を聞くと、宿題は、まったく出ていないと答えました。

先生に指摘された、宿題の内容を話すと、「え、あれ宿題なの?ドリルと書いてあったからドリルだと思った」と答えました。

ドリル(問題集)で間違いはないのですが、先生が家でやってくる様に言ったらそれは、宿題と言うんだと説明しました。

情けないことに、中学生になってこのレベルです。

保育園から時間が止まっているようです。


2003年5月6日

43、アクアショップを目指す方へB

今回から本題です。

アクアショップを目指す方は何を勉強すべきでしょうか?

まず中学生までのお子さんからの進路相談に対する答えです。

できれば、高校は、水産科などの専門に進まず、普通科で勉強されることをお勧めします。

若い人は、まず専門知識より先に一般知識を覚えてください。

これからのショップ経営には、英語や数学、理科などの一般知識が非常に重要になります。

また、高校卒業後も、できればペット専門学校に進むことなく、進学されるなら理工系の大学へ、就職される場合は、営業職を選ばれることをお勧めします。

現在、社会人の方もアクアショップを目指す場合できるだけ、アクア以外の分野のショップを勉強してください。

私は、脱サラする前に、1年半ほどかけて、東海三県の色々なショップをただひたすら見て回りました。

売れているパン屋さんがあると聞けばすぐに行き、、新聞に評判のリサイクルショップが載っていれば仕事の途中により、休みは、妻と弁当を持って色々な商店街や、新しく開店したショップを見て回りました。

1年で数百件のお店を見せていただいたと思います。

こういう表現は,勘違いを誘うかもしれませんが、あえて言わせていただきます。

たとえば、専門知識にきわめて優れていて、なおかつアットホームで非常に良心的な中小専門店が他業界では、どうなったのでしょうか?

私の近所にあった電気屋さん、肉屋さん、八百屋さんなどのほとんどが、周辺にできた大型店に淘汰されてしまいました。

この人たちは、専門知識に優れ、地域密着のしっかりとした経営をされ、地域の人たちに愛されていました。

それなのに結局、地域の人たちが、最終的に選んだのは、大型店だったのです。

このことからも、これからのアクアショップも専門知識だけでは、経営が成り立たないことがお分かりいただけるでしょうか?


2003年5月2日

42、アクアショップを目指す方へA

前回書いた、ショップ又は、専門問屋で修行をして開業することを否定した理由です。

具体的に何を学ぶため修行でしょうか?

目標がしっかりしていますか?

その目標を達成するために本当に必要ですか?

たとえば、当店の新しいアルバイトは、通常1週間程度で一般的な作業は、一人でこなします。

その程度のことを覚えるのに半年の時間を費やしていませんか?

もちろん、特殊な病気や、魚の表情の変化までは、読めるようにはなりませんが、そこまで教えてくれるショップ又は、問屋を修行先に選びましたか?

特殊技術は、結局自分で身に付けるしかないと思います。

わからない症状があったら開店してからでも、専門家に聞けばよいと私は思います。

私に電話をいただければ、いつでも、何回でもわかることはお話します。

ショップの経営には、それ以上に重要なことがたくさんあります。

時間をかけてしっかり行わなければならないのは、市場調査、販売計画です。

販売目標は、しっかりとした裏づけのあるものですか?

周辺のショップをしっかりと確認しましたか? 売り上げ、粗利率、販売価格、経費、特徴、弱点、品揃え   etc   

どんなショップを作るのか目標はしっかりしていますか? 

 自己満足を目標としていませんか?

趣味と仕事を混同していませんか?

資本はしっかりしていますか?

話はまだまだ続きますが、今日はここまでとします。


2003年4月28日

41、アクアショップを目指す方へ@

この仕事をしていると、アクアショップをやってみたいという方によく出会います。

そのうち何人かの方が実際にショップを開業されましたが、残念ながら現在も営業されている方はほとんどいません。

アクアショップを開業し長く続けるためには、何が必要なのでしょうか?

皆さんこの点を大きく勘違いされているようです。

一般的に開業するパターンで一番多いのは、当店の様なショップ又は、専門問屋で半年から1年程度修業のため勤め、実務を覚えて開業されるパターンです。

失敗する方のほとんどがこのような方法で開業されます。

まず最初に考えてほしいのは、アクアショップを開業し、継続するために自分に何が不足しているかです。

アクアショップは、どんな仕事をするのでしょうか?

魚の管理、販売、仕入れ、 それだけですか?

長く続くショップと廃業されるショップはどこが違うのでしょうか?

魚への愛情? 接客? 専門知識? それだけでショップができますか?

違いますよね!

続きは次の機会にお話させていただきます。


2003年4月24日

40、怪しい業界人C

今回もある出版社の社長さんのお話です。

この方は、ディスカスに関しては、業界で第一人者として有名です。

ある時、この方にディスカスの色揚げ(餌に色素剤やホルモン剤などを混ぜ色を濃くする)についての考え方をお聞きしました。

社長さん・・「ディスカスの色揚げは、飼育者(販売店)の技術であって、よりよい魚を作るのに必要です。」

私・・・・・・・「では、アロワナの色揚げについてはどう思われますか?」

社長さん・・「・・・・・・・・アロワナの色揚げは、良くない、飼育者の錯誤を招く恐れがある」

私・・・・・・・「では、その他の魚はどうでしょうか?」

社長さん・・「うーん・・・・・・ディスカス以外は、良くないように思います。」

皆さんは、ディスカスと他の魚の違いを理解できますか?


2003年4月19日

39、十数年前の価格

 今日、古い伝票を整理して平成2,3年の伝票を見つけました。

1枚ずつ確認しながらごみと一緒に燃やしたのですが、伝票を見ると当時の様子が手に取るようにわかります。

当時は、何もかも高かった。

ほとんどの水槽が、現在の2〜3倍、インペリアルゼブラプレコが、2万円台など、プレコもすべて現在の数倍、エーハイムなど外部フィルターも2倍以上していました。

ご存知の方もいるかと思いますが、当時一大ブームを作った別府海洋研究所のPSBが1リットル何とメーカー希望価格¥5000、(現在は、特売で1/10以下?) ほとんどの店がこの希望価格で販売していた(もちろん当店では、値引き販売していた)

それでもブームでよく売れた。

当時当店がお付き合いをしていた業者の中の何社かが業界から姿を消してしまいました。

十年一昔、まったく変化しないように見える業界ですが、結構変化してるんだ。


2003年4月17日

38、ある問屋の話B

久しぶりに、日本3大ババアと呼ばれていた、専門問屋Y社の会長さんのお話です。

ある時、特売用の商品の価格交渉をしました。

私の希望価格と、会長さんの指定価格が、あと少しの所で、どうしても一致しませんでした。

長い交渉の末、会長さんが折れて私の希望価格で話がまとまりました。

会長さん・・・・「この価格では、うちは完全に赤字だ。今回は、お宅の特売に協賛して赤字で出荷します。」

私・・・・・・「ありがとうございます。次回穴を埋めますので今回はよろしくお願いします。」

会長さん・・・・「今回うちは、赤字で出荷するんだから、半端な数を注文しないでくださいね。できるだけたくさん、10カートン位注文してください」

私・・・・・「?????」


2003年4月13日

37、業界外の話C

ある日、当店に中年の営業マンの方が、印鑑を販売にお見えました。

私は、印鑑には興味がなかったため、最初に丁寧にお断りしたのですが、熱心に、印鑑を変えれば、仕事が順調に進む、家族が健康になると進められました。

世間話をすると、この方は、仕事を含めいろいろ大変そうでした。

この仕事を長く続けているそうですが、最近は、あまり売れず、大変だと言うことでした。

又家庭にもあまり恵まれていないようでした。

私は、印鑑が、開運を呼ぶ吉相印鑑や凶印と言われる印鑑を知っていますが、個人的には、仕事が順調に進んだり、家庭が幸福な時、印鑑が良いからといわれるのは納得できません。

仕事が順調に進むには、努力が一番大事で、うまくいかない場合は、努力が足りないことが多いと思います。

そのため、昔から私は、新しい印鑑を購入すると、まずカッターナイフで傷を入れ、最凶といわれる欠け印とします。

私の印鑑は、実印も登録にかからない程度に欠け印となっています。(購入した直後から)

そのようなお話をしたら、すぐに仕事や家庭が不幸に見舞われると言われました。

その当時、私が印鑑に傷をつけるようになってから10年以上経過していましたし、アクア業界もブームの真っ最中でした。

家庭にも恵まれ、特に不幸に襲われてはいませんでした。

思わず、あなたは吉相印を持っていますか?と聞いてしまいました。

相手は、もちろん昔からたくさん持っていますと答えました。

この方は、多分吉相印を持っていなければ、災害や病気が多発し、ここまで生きられなかったに違いありません。

吉相印のおかげで何とかそれらを克服されたのでしょう。

凶印を持ち続けても、周りに恵まれ順調だった私が、もし始めから吉相印を持っていたら、今頃は、大富豪だったのでしょうか?


2003年4月10日

36、オリジナル商品@

ダイオキシンの発生原因となる、塩ビの使用を減らすためのオリジナル商品の第一弾が完成し、本日より販売を開始いたしました。

ヒーターカバー、コーナーカバー用キスゴムです。

材料に高価な100%シリコンを使用したため、従来品と比べ非常に高値(4個¥240)ですが、水中で硬くなることなく、半永久的に使用できます。

計画通りの販売ができますと、初年度に約4万個の塩ビキスゴムの使用を減らせます。

5年後には、年間20万個の塩ビキスゴムを減らすことができます。

塩ビ材料の削減量は、微々たる物ですが、まずできることからです。

これから徐々に広げて生きたいと思います。


2003年4月 7日

35、怪しい業界人B

海外の業界関係者Yさんの話です。

この方は、インドネシアのジャカルタに住んでいる日本人で、シッパーをされています。

私は、Yさんから一般魚だけを輸入していましたが、(現在はお取引をしていない)Yさんは、アジアアロワナの輸出もしていました。

ある日、国内の同業者のPさんから電話があり、「Yの居所を知らないか?あの野郎アロワナ代金を前払いさせておいて、逃げた。見つけたら、ばらす」とすごい剣幕でした。

私は、新しい連絡先を聞いていましたが、剣幕に押され、わかったら連絡しますと答え電話を切りました。

数日後、Yさんから電話があったので、このことをお話したところ、大笑いされて、「代金を騙し取ったわけではない、前金を受けとってから魚を準備しようとしたら、売り切れていた。魚はそのうち送る予定だ。」とのことでした。

また、「私は、日本には帰ることはないので、何と言われても怖くない。もし彼がこちらに来たら、逆に危険なことがわかっているだろうから、彼がこちらに来ることもないだろう。」とおっしゃいました。

アジアアロワナを扱っている人には、Yさんの様な(Pさんも同じ)怪しい人が多いような気がするのは私だけでしょうか?


2003年4月3日

34、再販価格規制D

あるバクテリアメーカーの話です。

このメーカーは、販売価格を標準小売価格で拘束しており、一切の値引きを認めておりません。

過去に値引き販売を行ったショップからは、店頭商品を買い取り、取引問屋も含めて取引を停止していました。

当店は、もともとお付き合いをしておりませんでしたが、お客様からの要請があり、取り扱いを検討している時、この会社の社長様がお見えになり、商品を扱ってほしいとの要請がありました。

当店としては、再販価格を拘束されることは、認められませんので、色々お話し合いをして妥協点を探りました。

その結果、メーカーから出た条件は、定価からの値引きは、勘弁してほしい、その代わり、おまけを付ける事は認めると言うことでした。

結局、当店は、このバクテリアを取り扱うことになり、バクテリアの価格の半額程度の他社品をおまけで付けて販売することになりました。

現在も同じ方法でこの商品の販売を続けております。

他に一部でも同じような販売方法をするショップが出れば、再販価格規制は、自然消滅するのですが、現在まだそのようなショップは見当たりません。

 皆さんなじみのショップにお勧めしてください。


2003年3月30日

33、怪しい広告C

 中小メーカーのM社には、当社は非常にお世話になっております。

そのM社の水質調整剤のお話です。

この水質調整剤の説明には、なんと25000種のミネラルを配合と書いてあります。

このような怪しい説明書は、もちろんこの商品だけでなくほかのメーカーにもたくさんあります。

この商品は、他業界の大手メーカーが商品開発し、現在光触媒として非常に注目されている酸化チタンを10年も前からたっぷり配合し、他社の水質調整剤とは、違いしっかりとした持続性があり、非常に良い商品です。

ただ、商品を発売した時点では、光触媒として酸化チタンの効果が世間に認められておらず、このような説明になってしまったようです。

商品がよいだけに余計、説明書の間違いが残念です。


2003年3月26日

32、自己責任


病気の治療方法について出版社の方とお話させていただいた時の話です。

新しく出版された専門書の病気の治療方法についての記述で、使用する薬の量が私が通常使用する量より明らかに少なく、また使用に当たっての注意書きが多く、そのような方法で、本当にしっかりした効果があるのか疑問でしたのでその点について著者とお話をさせていただきました。

その方がおっしゃるには、「本に魚の治療方法を書く場合、非常に神経を使う。読者から本に書いてあった通りの治療をしたら魚が死んでしまったなどのクレームの電話がかかってくることがある」とのことでした。

そのほとんどが、治療の遅れや、飼育方法の間違い、水質の異常などですが、自己責任を認めず、賠償などを要求されることもあるそうです。

「そのため、本には、少しでもリスクのある治療方法は書けない。」との事でした。

このようなことがなければ、もっとしっかりと治療方法を書くことができ、もっと多くの魚を助けることができるのに、、、

当店でも、最近お勧めした薬を使用した所、魚が死んでしまったので賠償してほしいとのお話がありました。(非常に強い表現で)

お勧めした薬及び使用方法は、しっかりとした経験に裏づけされた方法として自信を持っていますので小額であってもそのようなご要望には沿いかねます。

このようなことが続くと、飼育相談に気楽にお答えすることができなくなってしまいます。

魚の飼育方法(病気の治療、器具の使用方法を含む)についてのご相談は、お買い上げにかかわらず歓迎いたしますが、結果については、自己責任でお願いいたします。


2003年3月22日

31、怪しい業界人A

 ある出版社の社長さんの話です。

この方は、業界では、名前は、非常に有名ですが、お会いした方は少ないそうで、お顔はほとんど知られていません。

本人は、超が付くほどのマニアで、たくさんの魚を飼育されています。

この方は、混ざり抜きが好きで、よく都内のショップに、珍カラやコリドラスなどの混ざり抜きをしに行くそうです。

この方の得意は、2種類のコリドラスが入った水槽を探し、アルバイトの店員に高い方のコリドラスを指差して、安いコリドラスの名前をいい安い価格で高い魚を買う(たとえば、ジュリーとコルレアの入った水槽を探し、コルレアを指差して、ジュリーくださいと言う)ことだそうです。

「私は、顔がばれていないから間違いを指摘されたら初心者のような振りをしてとぼける。これで結構成功率が高い」と自慢されていました。

この業界には他にも、いつまでも大人になりきれない人がいっぱいいます。


2003年3月18日

30、専門問屋D社の話


前回書いたメーカー担当者の話Bのその後の話です。

前回、お話した、当時、当社のメインベンダーだったD社は、その後も当社のメインベンダーでした。

ある日、納品に見えた時、伝票をチェックすると、商品の単価が、大きく間違っていました。

担当者にお話して、伝票修正をしていただきました。

次の納品の時、念のために伝票をいつもより詳しくチェックすると、又大きな単価間違いがありました。

担当者に少しきつく注意したところ、担当者は、「私は、間違いに気づいていた。伝票修正を部長に頼んだところ、そのまま持って行けと言われたので、そのまま持ってきた」とのことでした。

驚いて、それまでの3か月分の納品伝票をチェックした所、出てくる出てくる、単価間違い(もちろん全品高い)が山ほど

当時当店は、パソコン やポスレジの導入もなく、単価は、ほとんどノーチェックでした。

結局、ノーチェックをよい事にわざと?単価間違いを繰り返していたようです。

すぐに取引を完全に打ち切り、以後出入り禁止としました。

S社のMさんが言った「D社は、半田さんのことを思っていないよ」という言葉がこんな形で表現されるとは・・・・

その後、D社からは、逆恨み?されたのか、いろいろありました。


2003年3月14日

29、メーカー担当者の話B

この話は、地元の中小メーカーS社の営業課長Mさんのお話です。

S社は、当店の地元メーカーで、私も大変お世話になっていました。(現在もお世話になっております)

当時当店は、同じく地元の専門問屋D社をメインベンダーとして、ほとんどすべての商品を、D社から仕入れていました。

もちろん他社の方が安い商品もありましたが、私がこの業界に入った当初からお世話になっておりましたので、義理人情的な考え方もありました。

S社にとっても、D社は、最大のお得意様だったはずです。

Mさんは、当時よく当店にご来店いただき、いろいろ教えていただきました。

ある日ご来店されたとき、外で話がしたいとおっしゃり、そのまま少し離れた駐車場に連れて行かれました。

そこで、Mさんがおっしゃるには、「半田さん、少し大人になりなさい、なんでD社だけから商品を仕入れているんだ?
他社の方が安い商品もあるだろう?」

私・・・・・「もちろんありますけれど、D社には、最初に大変お世話になりましたので、、、、、
うちの店が、D社から離れると、S社には、マイナスになるのではないですか?」

Mさん・・・・・「うちの利益は関係ない。今はよいが、もっとドライな考え方をしないと、お宅が将来伸びることができなくなる。半田さんは、D社のことを思っているかもしれないけれど、D社は、半田さんのことを思っていないよ。半田さんの片思いだよ。」

寒い駐車場で、1時間半ほど、お小言をいただきました。

その結果、当店は、当時S社とはお付き合いのなかった別の専門問屋Y社との付き合いを増やし、S社との取引は、少なくなってしまいました。

後でお会いしたとき、そのことを話したら、S社の営業課長であるMさんは、非常に満足そうでした。

昔は、この業界には、こんな人がたくさんいて、私はよく怒られた、、、、買う立場なのに、、、

最近は、私を怒ってくれる業界人は、まったくいなくなってしまった・・・・・σ(*_*;涙

みんな自分のことで精一杯なのでしょうか?


2003年3月10日


28、自然との共存@塩ビ製品について

最近少なくなりましたが、少し前は、連日ダイオキシン問題が騒がれていました。

ダイオキシンは、塩ビや塩などの塩素化合物を中低温で燃やすことが原因で発生します。

そのため現在、自動車、電化製品などほとんどの大手メーカーが原材料に塩ビを使用しないように新製品を変更しております。

塩ビは、非常に安価で、薬品やガスにも強く、成型も簡単で材料としては、非常に便利です。

塩ビを使用しないことによって起こる部品価格の上昇、強度の維持など、いろいろな問題をクリアしながら、各メーカーが努力しております。

振り返って観賞魚業界はどうでしょうか?

この業界は、生体を扱っているため、各メーカーが競って自然との共生、自然に優しくとうたっておりますが、本当に自然に優しいメーカーがあるでしょうか?

観賞魚用品で、塩ビを使用した商品は、キスゴム、プラ蓋、セパレーター、パイプ(底面フィルター、外部フィルター、上部フィルターのパイプすべて)ホースなどが主なものです。

これらで使用されている塩ビが、他の材料に置き換えられた商品は、残念ながらほとんどありません(エアホースの一部にある)。

まず隗より始めよです。

全体には微々たる影響しかありませんが、当店では、キスゴムを含む材料のすべてで塩ビを使用しないセパレーターを来月発売する予定です。(セパレーター部品でのレール、キスゴムで脱塩ビは、国内初)

これからもできる限り本当の意味での自然に優しい商品を少しずつ作っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


2003年3月6日

27、奇形魚の販売

 熱帯魚の養殖では、繁殖条件が悪かったり、インブリードを繰り返しすぎたり等で奇形魚が発生してしまうことがあります。

その場合ほとんどが、養殖業者で処分されます。

ただ東南アジアでは、不幸な者に親切にすると幸福が訪れるという言い伝えがあるため、アロワナなどの大型魚の場合、奇形魚が大切に飼育されることもよくあります。

当店では、販売したことはありませんが、日本でも数年前に奇形のアロワナが高値で取引されたことがあります。

また現在でも、メダカやポリプ・エンドリケリーなど、奇形魚が高価で販売されていることがあります。

私は、奇形魚を販売したり、飼育することは、悪いことだとは思いません。

ただ、奇形魚が正常な魚より高く(種類によっては数倍)販売されるとなると話は別です。

明らかに異常です。

奇形魚が高値で取引されることのどこに問題があると思われますか?

奇形魚が正常魚の数倍の価格で販売できるとなると、意識的に奇形魚を養殖する業者が現れかねません。

もし薬品や、近親交配などで、異常を故意に引き出す業者が出たらベトナムの枯葉剤による野生生物の異常、サリドマイドや公害病など、悲惨な問題を水槽で再現しかねません。

私の思い過ごしでしょうか?


2003年3月2日

26、怪しい広告B

水草用品メーカーA社の話です。

6年ほど前にA社から新商品群が発売されました。

説明書を読むと、原子の固有振動を変え(低温核融合?)、水の溶存酸素を増やすとのことでした。

(ご丁寧に、使用前と後の固有振動のグラフまであった。)

内容が理解できなかったため、(私は、高校で固有振動は、絶対に変化しないと習った。)すぐにメーカーに電話で確認しました。

メーカーの新製品担当者に、まず、グラフの生データの公開をお願いいたしました。

答えは、グラフは、イメージであってデータがあるわけではないとのことでした。

そこで、固有振動についてお聞きすると、物理は苦手でよくわからないとのことでした。

次に溶存酸素の増加についてお聞きしました。

私・・・・・・「溶存酸素の増加は、実験でご確認されていますか?」

メーカー・・「もちろん、実験データがあります。」

私・・・・・・・「そのデータは、内密ですか?」

メーカー・・・「いえ、秘密ではありませんのでいつでも公開できます。」

私・・・・・・・「生データをファックスで見せていただけませんか?」

メーカー・・・「・・・・・・・・・・データが見たいのならば、お宅には売っていただかなくて結構です。」

私・・・・・・・「なぜ、データを見せていただけないのですか?」

メーカー・・・「信用できないのなら効果は期待できないからです。」

信じるものは、救われる、という事でしょうか?


2003年2月26日

25、妻の話@

もう10年以上前の話です。

もともと私は、サラリーマンでしたが、転勤を断って、母が趣味でやっていた今の店を引き継ぎました。

その頃のうちの店は、商品も少なく、少ない日には、お客様が2人から5人と非常に寂しい店でした。

貯金などの準備もないまま脱サラしてしまったので、生活は多分苦しかったのだろうと思います。(自分のことですが、ほとんど興味がなかったので自覚がなかった)

その年の春に、この仕事に変わって、夏ごろの話です。

ある日の夜の食事は、インスタントラーメンでした。

もちろん何も考えずおいしくいただきました。

次の日の夕食も、インスタントラーメンだけでした。

この日も私は、何とも思わず、おいしくいただきました。

さらにその次の日も夕食は、インスタントラーメンだけでした。

そこで疑問がわいてきました。

私の妻は、そんなにインスタントラーメンが好きだったのだろうか?(結婚して8年、まったく気づかなかった)

私は、別にインスタントラーメンが1ヶ月続いても何も気にならないのですが、念のために聞いてみました。

「何で3日連続、夕食は、インスタントラーメンなの?そんなに好きだったっけ?」

答えは、笑顔で一言「お金ないから」でした。

よく考えれば貯金もほとんどない所から始め、売り上げもすずめの涙でしたので当たり前の話ですが、恥ずかしいことに私はそのことをまったく考えていませんでした。

ただそんな時に何も言わず、笑顔で明るく振舞ってくれた妻に助けられてここまでくることができたのだと感謝しています。


2003年2月22日

24、私の考え方@

私の考え方は、ほかの人と大きく違うようです。

私がよいと思った商品は、いつの間にか市場から消えていることがよくあります。

また小さい頃から変人だとよく言われます。

私の考え方の基本にあるのは、トータルメリットという考え方です。

一言で言うと、私が¥1000損することによって、ほかの人が¥2000儲かるのなら、この取引は、合計¥1000の得でぜひ行うべき取引ということです。

つまりその行動によって全体でメリットがあるのか、デメリットの方が多いのかを、まず考えるのです。

もちろんこのトータルメリットだけで行動するわけではありません。

トータルメリットがあっても、個人のデメリットが大きすぎればそのような行動はとりません。

またメリット、デメリットは、通常、金額に換算できることは少なく、基本的に直感で判断します。

前にも書きました、再販価格規制に反対する理由もここにあります。

個人的なメリットだけを考えれば、メーカーの指導に従った方がメリットは大きいものと思います。

価格競争もなく、メーカーや同業者ににらまれることもなく、嫌がらせもなく・・・・その他たくさんのメリットがある。

ただ全体を考えると、デメリットは非常に大きいものがあります。

消費者が犠牲になるということはもちろん大きな問題ですが、それ以上にメーカーの独占を認めることによって市場経済が受けるダメージは、計り知れないものがあります。(詳しくは省略させていただきます)

自由主義経済を否定するようなものです。

私は、自由主義経済の厳しさも含めて大好きです。


2003年2月18日

23、最近の話題@


少し前に牛肉で始まった産地偽装が豚などのほかの肉や牡蠣、マツタケなどのほかの商品にも広がって大きな問題となりました。

産地偽装の原因は、同じ商品でも、表示産地を偽装すれば高く売れるという現実にあります。

偽装表示の商品は、多くの業界のブランド力の高い大手有名メーカーにも多く広がっていました。

このような偽装表示(産地偽装)は、観賞魚業界には、関係ないのでしょうか?

産地ごとに価格の違う原種ディスカス、ほとんど区別が付かないほど似ているのに名前の違う改良ディスカス、採取された川によって極端に価格の違うアピストほかのシクリッド、長い名前の付いたアジアアロワナなど表示によってしか区別が付かない魚もたくさんあります。

数年前には、有名なディスカスファームで、ある種類の魚が市場にいきわたると、名前を変えて新種として売るという話をよく聞きました。

私達は、ブラジルの輸出業者だけでも10社程度とお付き合いをしてきました。

ここ3年程度は、少しずつ変わってきましたが、それまでは、捕まえた魚を川ごとに区別していると思われる業者は皆無でした。

こちらから産地を聞くと、向こうの業者は、悪気なく(あくまで親切に)適当な採取場所を答えてくれます。

国内の業者は、悪気なく間違った産地を表示してしまうこともあったのではないかと思います。

一方では、産地を表示したほうが魚が高く売れるという現実があります。

私どもでは、あくまですべての魚の産地表示は行いません。

それは、表示によってお客様に間違った先入観を持っていただきたくないためです。

産地偽装にだまされない方法は、まず、魚を見るときに魚の名前や価格をまったく見ずに魚をよく観察することです。

そこで、表示を見る前に幾らだったらほしいのか考えてほしいのです。

そして希望価格が決まってから、魚の産地や販売価格を確認してください。

たとえ産地が、どんな稀少な場所であっても、最初に考えた金額を超えていたら買うのを我慢してください。

それを繰り返していただけば、どんな産地偽装にもだまされることはなくなると思います。


2003年2月13日

22、失敗談@

10年ほど前のお話ですので、時効だと思いますが、もしご本人がご覧になられましたらその節は、本当に申し訳ございませんでした。

私は自分で言うのもおこがましいのですが、協調性はありませんが、非常に(馬鹿が付く位)正直者です。

うそや、お世辞は、冗談でも言えません。

店頭でお客様によく「このバクテリア、効く」などと聞かれますが、まったく効きませんなどと答え販売ロスをよくします。

私がまだこの店を始めて間もないころ、半田店に非常に品の良い若いご夫婦のお客様がよくお見えになっていました。

このお客様は、私どもにとって非常に大事なお客様でした。

ある日お子様をベビーカーに乗せてお見えになりました。

私は、一目見て、お顔の大きなお子様だなあと思いました。

大事なお客様でしたので、ここは、お子様をほめるべきだと思い、頭の中で3回「かわいいお子様ですね、かわいいお子様ですね、かわいいお子様ですね」と暗唱し(私は、それをしないで間違って痛い目にあったこと何度かある)ご両親に向かってゆっくり落ち着いて「大きなお顔をしていますね」と言ってしまいました。

その直後、自分の口から出た言葉が信じられませんでした。

3回も練習し、間違わないように落ち着いてゆっくり話したのに、、、、σ(*_*;涙

ご両親は、できた方で、少しも怒った表情を見せず、笑顔で「そうなんですよね」とおっしゃいましたが私は顔を真っ赤にして一言も話せませんでした。

その後、このお客様は、2度とお子様とご一緒にご来店されたことはありませんでした。

本当に申し訳ございませんでした。


2003年2月9日

21、海外の業者A

現在もお付き合いをしている、 ブラジル・リオ・デ・ジャネイロの業者の一つに昨年の2月、特売用プレコ、他の魚を大量発注したときのお話です。

それまでこの業者は、中小のブラジルのシッパーとしてはまじめで、出荷日も、多少の狂いはありましたが、大体守られていました。

そのときに限って、2月中旬の出荷直前になって、連絡が取れなくなりました。

メールアドレスを4つ聞いていましたが、そのすべてに、何度もメールを送るのですが、ほとんどがエラーとなって戻ってきてしまいます。

たまに送ることができても、相手からは返事が来ません。

ファックスも試しましたが、これもほとんどエラーとなって送ることすらできません。

電話もかけましたが、お互いに英語が不得意で、要領を得ません。

やっと連絡が取れるようになったのは、3月の第2週となってからでした。

すぐに魚を送ってもらいましたが、到着した魚は、注文した魚とは、極端に違っていました。

この時のトラブルの理由は、リオのカーニバルでした。

私の指定した出荷予定日が、リオのカーニバルの直前だったため、相手は、在庫のほとんどを、別の業者に送って休みに入ってしまったのです。

もともとブラジルのこの業者は、プロバイダーが良くないのか、メールが送れないことがたまにありました。

2週間以上メールが送れなかったことを考えると、プロバイダーもカーニバルを優先しトラブル処理が後回しになったような気がします。(海外の中小プロバイダーは、日本では、考えられないことに非常に頻繁にトラブルを起こす)

ブラジルでのカーニバルは、日本で考えるお祭りとは、まったく違い、それを楽しむだけのために1年間仕事をしている人もたくさんいます。

海外の業者との取引は、相手の事情をしっかり理解した上で行っていたつもりでしたが、このときに限って事前にカーニバルの日程を確認し忘れた私のミスが原因でした。

相手は、休暇が終わって仕事を始めたら、私たちからのクレームが大量に入ったため(1日にメールを10回、ファックスを3回)驚いて、新しく入荷した魚をすぐに出荷したようです。

今年は、そのようなことがない様に、リオの業者には、1月中に到着する様に発注しましたが、相手のトラブルにより、2月11日到着予定に変更となっております。

大丈夫なんだろうか?


2003年2月6日

20、新店の話@

今回のお話は、当店の新店のお話ではありません。(当店が大治店、名東店を作った時のお話は、別の機会にさせていただきます。

数年前には、この業界は、1大ブームがあって新しいショップが各地にたくさんできました。(現在は、そのほとんどが閉店してしまった)

その時の近くの既存店のお話です。

新店の話があると、その地区の大型(業界内での規模、世間では、零細企業)ショップから、メーカーや問屋に圧力がかかることがよくありました。

あの店とは、取引をするな、あそこと取引を始めたらうちは取引をやめる、あそこには、高く卸せなど、

その結果出店を断念した例も聞きました。

私は、基本的にライバル店を歓迎します。(本心では、脅威を感じることもありますがそれでも)

もちろんライバルの出店妨害は、行いません。正々堂々と?(夜討ち、朝駆けはあり)戦います。

競争によってお互いに切磋琢磨して伸びていけるものだと思っています。

もし中部地区にアクアショップを出店したいとお考えの方で、周辺の店から万一、妨害が入ったら、私どもまでお知らせください。

できる限りお力になります。当店のすぐ横でも歓迎いたします。


2003年2月3日

19、業界外の話B

現在は閉店された地元の美容院の話です。

私の学生時代の話ですので、ずいぶん前のことになります。

ご存知の方もいるかと思いますが、私は、髪形はあまり(まったく?)気にしません。

そのため、利用する美容院も特に決まっていませんでした。

そのときは、初めて家から一番近い美容院に行きました。

この美容院は、非常にフレンドリーなオーナーの女性が一人で運営されてました。

私が、行った時間が11時ごろだったと思います。

私はこのときパーマをかけましたので、終了したのは、午後2時くらいになったと思います。

途中12時半位になった時、美容師の方が、「私、ラーメンを食べるけれどもあんたも食べる?」
と聞かれました。

私は、びっくりして、すぐに答えができませんでした。

するとその方は、ちょっと待っててと言ってその場からいなくなり、数分後、どんぶりを2つ持ってきて、私の前にもラーメンを置いてくれました。

私は、頭にロッドを付けたまま、二人でラーメンを食べました。(ラーメンはおいしかった)

それまで、待ち時間にコーヒーとお菓子が出てくる美容院は知っていましたが、ラーメンが出てきたのは初めてでした。(もちろんその後も一度も経験していない)

パーマが終わった後、お土産にみかんを2ついただき帰宅しました。

田舎の特権でしょうか?


2003年1月29日

18、怪しい広告A

あるメーカーG社の話です。

小粒でぴりりと辛いG社は、大手メーカーが乱立する中、手間のかかる製法と、商品特徴を説明した底砂でマニアには、高い評価を得ております。

別のメーカーH社が天然採取した似たような底砂を販売しようとしたとき、G社から同じ商品を売らないでほしいとの要請があったそうです。

H社が販売しようとしていたのは、まったく加工していない天然採取の底砂でしたので、そのようにお答えし、G社の商品とは、まったく違う旨を説明した所、G社の担当者は、驚くべきことに、H社の商品は、採取場所を含めてまったく同じもので、もちろんG社でも、一切の加工はしていないとおっしゃったそうです。

G社が言うには、「商品説明は、あくまで商品イメージを書いたもので、製法などは、事実とは、まったく違う。」とのことだったそうです。

これっていいの?


2003年1月25日

17、再販価格規制C

今回は、再販価格規制についての私の考え方を書きたいと思います。

まず最初にはっきりさせたいのは、再販売価格の規制は、一部商品(新聞や本など)を除き、窃盗や詐欺などと同じ犯罪だということです。

再販売価格の規制は、メーカーがどんな言い訳をしようが、消費者から余分にお金を頂き、メーカー、問屋、ショップの3社で山分けすることです。

公共工事の談合、ワイロと同じように犯罪を犯してでもお金儲けを優先する企業が後を絶ちません。

私は、すべての再販価格の規制に反対です。

今後もすべてのメーカーの再販価格規制を守る気は、ありません。

ただし、力及ばずメーカーとある程度の妥協をすることもあります。(今後書くこともあるかと思いますが、、、)

再販価格の問題で、一番の問題は、ショップの多くが、再販価格規制を歓迎していることです。

当店では、過去に数え切れないほどの出荷停止や、脅し、嫌がらせを受けていますが、その多くが、他のショップからメーカーに圧力がかかっての上です。

私は、そのような行動は、先輩方からの愛のむちと考えよりいっそうがんばっていきたいと思います。


2003年 1月21日

16、怪しい業界人@


この話は、特殊な例ですので、この業界がすべてこのような人で成り立っていると考えないでください。

大治店をオープンする前の話です。

やっと、店舗ができ、水槽設備を設置している時の話です。

電気設備が遅れ、まだ仮電源しか来ておりませんでした。

あるメーカーから設備を納品していただき、その代金の支払いのときです。

なんとメーカーは、支払い時間を納品日の夜12時に指定してきました。

しかも場所は、工事中の大治店です。

わざわざ夜12時に工事中の大治店に行き、真っ暗な店で待っていると、指定時間にお見えになり懐中電灯で手元を照らしながら、お金を数え代金をお支払いし、懐中電灯の明かりの下で、領収書を確認、小声で少し話をして分かれました。

文章で書くとそれだけのことですが、場面を想像してください。

工事中の建物中で、真夜中に懐中電灯の明かりの下で現金を数え取引をする。

テレビドラマで見る、覚せい剤の取引をしているような不思議な気持ちでした。

支払いが終わった後、もちろん理由をお聞きしました。

答えは、「私は、おてんとうさまの下には出られない体です。」

とのことでした。(もちろん病気ではない。当然、銀行取引はできない)

日本には、太陽の日の下に出ることができない人が少なからずいるみたいですね。


2003年 1月18日

15、ある問屋の話A

前回もお話した問屋Y社の会長さんのお話です。

ある日の夜12時過ぎに、この会長さんから自宅に電話があったので、急用かと思ってお話を聞くと、特に用はないけれど、テレビを見ていて思い付いたからかけたとのことでした。

用件は、本当に何もなく、1時間ほどたわいもないお話をお聞きしました。

数日後、仕事の件で急ぎの用ができて、夜7時くらいになっていましたが、こちらからY社に電話をかけた所、会長さんが電話に出られて、この時間は、私は、主婦だから仕事の話はわからないと一方的に電話を切られてしまいました。

私も前回の電話は、聞く必要はなかったのだろうか???

ちなみに観賞魚業界には、日本3大ババアといわれている大物女性が3人いて、この会長さんは、その一人に数えられていました。


2003年 1月15日

14、メーカーの担当者の話A

ある日、メーカーB社から電話があり、「C社から半田さんが、商品Dを大量に仕入れたという話を聞いたが本当ですか?」と聞かれました。

事実でしたので本当ですとお答えした所、「うちも同じ商品を扱っている。これからは、うちで買ってください。」
とのことでした。

私は、B社がこの商品を扱っているのを知りませんでしたので、「じゃあこれからはお願いします」と答えました。

ここから話がわからなくなります。

B社  「お宅は、この商品をC社からいくらで買いました?」

   「¥1000です。」

B社  「それは安い。ほとんど儲けがない。C社は、商売が下手だ。私は、最低でも¥1500までしか下げない。
     これからは、必ずうちに注文をくださいね。」

   「・・・・・じゃあこれからはよろしくお願いします」

私は、これからこの商品を商売が上手いB社から¥1500で買わなければいけないのでしょうか?


2003年 1月11日

13、業界外のお話A

今回も宗教関係者の勧誘のお話です。

この方は、現在の犯罪の多発、自然破壊などを嘆いて

「昔はよかったと思いませんか? 昔のよき日本に戻ればよいと思いませんか?
私の宗教の開祖は、昔の古き良き日本を取り戻すためにこの宗教を作りました。」と言われました。

私も子供のころの自然いっぱいの環境が好きでしたので、話が弾みました。

話しながらふと疑問がわきました。

この方がおっしゃっている古き良き日本とは、いつ頃のことだろう?

話をする相手によって、思い浮かぶ昔の日本が違うのではないか?

そこで質問をしました。

「あなたの宗教の開祖は、いつ頃この宗教を始めたのですか?」

答えは、「大正時代です。」でした。

「そうするとあなた達は、明治時代の古き良き日本を取り戻すため活動しているのですか?」

相手は、黙ってしまいました。

「あなたは、いつ頃の日本がよかったと思われますか?」

やっぱりお答えはいただけませんでした。

このような質問をするのは、私だけなのでしょうか?


2003年 1月 8日

12、海外の業者@

現在はお付き合いしていないブラジル・ベレンの漁師さんの話です。

この方は、ベレンの漁師さんでしたので、途中集荷業者を通さず取引できるため、全体に価格が極めて安く、魚によっては、状態が悪いこともありましたが、珍しい魚が驚くほど安く入ることもありました。

 通常、海外との取引は、現地から在庫リストを送ってきて、そのリストの中から注文、数日後に出荷されるのが一般的です。

この業者も在庫リストを定期的に送ってくるので、その中から注文を出していました。

ただほかの業者との違いは、注文を出してから魚が届くまでに一ヶ月以上かかるのと、到着する魚の一部(全体の半分以上のこともある)が注文と違っていることでした。

また注文を出してから一ヶ月位の間、電話、ファックスはもちろんメールも返事が来なくなってしまうのです。

そのため正確な到着日がわからず、準備が大変でした。

このようなことが何度も続くため、本人に原因を尋ねて見ました。「なぜ、在庫リストに載っている魚を注文しているのに、違う魚を送ってくるのか?なぜ、注文をすると一ヶ月位連絡が取れなくなるのか?」

業者の返事はいたって簡単でした。「私は、注文をもらったらすぐに採取旅行に出かける。そのため電話などでの連絡は取れなくなる。在庫リストは、これから獲れると思われる魚のリストだ。注文と違った魚が採取されてもストックできないので注文の魚の代わりに送る」とのことでした。

南米では、このほか日本の常識が通じないことがよくあります。


2003年1月4日

11、商品、魚の価格についてA、安売りについて

商品を安く売る方法には、どんな方法があると思いますか?

各店ごとに色々な工夫をされていますが、ウルトラCはありません。

安売りの方法は、大きく分けて次の3つしかありません。

1、安く仕入れる

2、仕入れ価格より安く売る(ダンピング)

3、経費をかけない

1、の安く仕入れる方法については、ここでは、省略します。

2、のダンピングについては、内容、方法によって賛否が分かれます。

もちろんダンピングを繰り返し、継続して行うことは、独占禁止法によって禁止されていますので、違法となります。

私が安売りをする場合、一番に考えるのは、数量限定をしないということです。

(在庫処分、生体などでやむをえず、限定することもある)

最近は少なくなりましたが、一時テレビ¥100とか、デジタルカメラ¥50など、数量限定し、極端な安売りがありました。

 私の考え方からすると数量限定しての安売りは、おとり販売の一種で、王道から外れているような気がします。

せっかくチラシをいれて特売を行っても、来ていただいたお客様が売り切れで手ぶらで帰ることがあるようでは、本末転倒のような気がします。

そのため、私が行う場合は、たとえ赤字販売であっても、基本的に数量限定は、しません。(業界関係者お断りや、在庫処分の場合は別)前回クリルの特売を行った時でも、最高お一人で7カートンお買い上げいただきました。(もちろん最終日まで欠品はありませんでした。)

3、の経費削減は絶対の自信があります。

 ご来店いただいたことがあるお客様はご存知だと思いますが、私どもの店舗(建物、設備)は、最低のコストしか、かかっていません。(見ていただいたとおりです。)

また私が乗っている車は、現在走行距離が16万キロを越えております。(もちろん公私を含めてこの1台しか持っていない)

スタッフも同規模のショップの中では、最低数しかいません(お客様にご迷惑をおかけして申し訳ございません)

ただし、私の仕事時間は、同業者の中で最長クラスだと思います。

特売についての私の考え方の一端をわかっていただけたでしょうか?

別の機会に、再販価格規制についての考え方を書きたいと思います。


2003年1月1日

10、再販価格規制B

今から3、4年程前の話ですのでご存知の方もいるかもしれません。

ある水質調整剤メーカーの話です。

このメーカーは、一部の商品で定価販売を強制していました。

守らない場合、納入問屋を含め、全品引き上げ、取り引きを停止するという厳しいものでした。

私は、営業マンの態度が横柄で、営業方針も苦々しく思っていたので、元々扱っておりませんでしたが(商品も疑問だった)、ある日、若い営業マンが来店し、言いたい放題言って帰っていきました。

私は、再販価格の規制は、個人的に納得できませんでしたので(すべての商品で)少し懲らしめることにしました。

まず商品をしっかり準備し、新聞、折込広告で、定価の半額セールを行いました。

メーカー関係者に半額で買い占められ無い様に、お一人様1点限り、業界関係者はお断りの表示をして、本当のお客様には、数量限定をせず、販売いたしました。

チラシをいれた次の日の朝、メーカーの担当者がご来店されました。(前回来店した時にけんかを売っていった営業マン)全品定価でお買い上げしたいとのことでした。

もちろんありがたいお話ですので、お買い上げいただくことにしましたが、当店の在庫金額は、メーカーの想像を超えていたようで、現金が足りないとのことで、その場では、買えませんでした。

メーカー担当者の方は、会社のキャッシュカードを持っていて、すぐに下ろしてくるから待っていていてほしいと言い残し出ていかれましたが、数分後電話があって、会社の口座は、残高不足で代金が払えないため明日出直すとのことでした。

次の日、社長様と一緒にご来店いただき、全品定価でお買い上げいただきました。(さすが社長さん太っ腹)

セール期間は、まだ始まったばかりで、商品が売り切れて終了するつもりは無いため、事前に手配してあった商品を、その週の金曜日に陳列した所、またすぐにご来店いただき、全品を定価でお買い上げいただきました。

私から見て、非常に大事なお客様に思えましたので、「すぐに次の商品が入りますので、入ったらご連絡いたしましょうか?」とお聞きしてしまいました。(メーカーは、私の入荷先を特定し入荷を止めることができない)

次の商品が入る日にちをお教えし、ご来店の約束をして頂いて、お待ちしていた所、3度目はご来店いただけませんでした。 σ(*_*;涙

さすがに2度のお買い上げが堪えたようで、再販価格規制のためのお買い上げは、その後あきらめたようです。



2002年12月29日

9、業界外のお話@

今回は、一休みで業界以外のお話です。

私が店にいた時、ある宗教関係者が勧誘に見えました。

いろいろお話をお伺いした後、環境問題のお話になりました。

その時、問題になっていたダイオキシンなどについて不安をあおり、この宗教の必要性を説かれました。

私は、思わず「あなた個人は、ダイオキシンの発生を防ぐために今、何をなされていますか?」
と質問しました。

その方は、一言も答えられませんでした。

この方は、ダイオキシンの発生原因もわからず、ダイオキシン問題などでみんなの不安をあおり宗教に勧誘されている様でした。

その後、この方は、懲りることなく、世界平和と、永遠の幸福のために神を信じましょうと言われました。

私は、もう一度質問しました。「あなた個人は、世界平和のために今、何をなされていますか?」

その方は、その質問にも答えられませんでした。

その方は、2つの質問に対して、考え込んだ後、そのまま私に同じ質問を返されました。

もちろん、私は、どちらの質問にも即答いたしました。

この方は、自分は何の努力もせず、ただ待っていると、すべて神様が解決してくれると思っているのでしょうか?


2002年12月27日

8、ゴミ処理@

今回も、水草用品メーカーA社の話です。

このメーカーは、自然との共存をテーマとしております。

数年前のある日、私が廃品回収業者にダンボールを出した時のことです。

なぜか、このメーカーの箱だけ回収してもらえませんでした。

業者に理由を尋ねたところ、表面にアルミ箔が貼ってあり、再利用できないからとの事でした。

良く見ると、このメーカーは、シルバーの高級感のあるパッケージを多用しています。

たぶんこのメーカーは、その高級感のある箱は、再利用できず、自然に負担をかける事を知らないのだろうと、お電話で現状をお話したところ、メーカーの担当者は、自分のところのダンボールが再利用できないことを知っていました。

また今後、箱を再利用可能になる様対策を取る予定もない、との事でした。(現在も変わっていません)

 なぜ再利用できない箱をそのメーカーが利用し続けるかは、お話いただけませんでした。

自然との共生を口で言うのは簡単です。

そのようなテーマを掲げているメーカーは、他の業界にもたくさんあります。

ただ、実際に行動に移すのは、大変なことです。

次回、資源ごみの再利用の現状についての一例をお話したいと思います。


2002年12月19日

7、再販価格規制A

ある水草用品メーカーの話です。

このメーカーも最低販売価格を指導していました。

当店が、この価格を下回る価格で、広告を出した時の話です。

当日朝、担当者からお電話を頂きました。

商品を店頭から撤去してほしいとの要請でした。

私としては、広告を出している以上、商品を撤去するわけには行かないと言う説明をしましたが、納得してもらえず、どうしても撤去してほしいの一点張りでした。

訳をお聞きした所、中区のO店と、名東区のR店からの強い要請があったとのことでした。

担当者が本当に困っていたため、私としても折れ、商品は、店頭から撤去する、お客様から問い合わせがあった場合は、倉庫から商品を出して販売する。

店頭には、「同業者からの非常に強い要請により、商品の展示ができなくなりました。ご入用のお客様はスタッフにお問い合わせください。」
と大きく表示する。

上記3点で妥協することで話がまとまりました。

すぐに名東、大治各店に電話で連絡し、商品を撤去するように指示しました。

その約2時間後、またメーカー担当者から電話があり、商品が店頭から撤去されていないので、至急撤去してほしいとの要請でした。

私は、電話を頂いた時すぐに各店に指示をしていたため、その旨をお話した所、お電話の後、商品撤去の強い要請を行った同業者がご確認にみえて撤去が終わっていないのを確認されたとの事でした。

すぐに謝ってもう一度店に確認の電話を入れたところ、セール中で忙しく、商品撤去が遅れたとの事でした。

同業者の方も大変ですね。



2002年12月16日

6、ある問屋の話@

6〜7年程前の話です。

その当時、当店がメインとしてお付き合いさせて頂いていた問屋、Y社の話です。

当時、Y社の社長さんは、2代目に変わり、先代の奥様が会長をされていました。

会長さんは、私の母と同じくらいの年で、私より30歳くらい年上で60代後半だったと思います。

ある日、あるメーカーから電話があり「Y社の会長とおたくが特別仲が良いと聞いたんだけどどんな関係?」と言われました。
 
 突然のことで何のことかわからず、しどろもどろの答えをしてしまいました。

数日後、Y社の会長さんから電話があり、「私と半田さんが特別の関係だとうわさが広まっている。私は否定も肯定もしなかったと嬉しそうに言われました。」

 はっきり言って迷惑でしたので、業界内の数人に電話をして話の出所を確認した所、なんと話は全て会長さん本人から出ていました。

 きっぱりと否定して、終わったと思っていたところ、ある日、Y社の営業担当者が来店し他の業者の前で、「奥さんからの気持ちです」と言って年末のお歳暮を渡して帰っていきました。

 紛らわしいことをするな!
 


2002年12月10日

5、怪しい広告@

観賞魚用品の広告で、疑問に思ったことはありませんか?

観賞魚用品には、水替え不要のろ過機、万能の水質調整剤、嫌気性と好気性を併せ持ったバクテリアなど信じられない位の性能を表示した商品がたくさんあります。

 この話は、あるバクテリアメーカーに実験データを提示していただいた時の話です。

 私は、学生時代、バクテリアによる水処理が専門でした。

そのため、実験データの処理は、得意で、メーカーから生データを提示していただいたら、効果の評価や、真贋は、一目でわかります。

 この業界では、しっかりしたデータを持たずに効果を表示しているメーカーもたくさんあるのですが、このメーカーはちゃんとしたデータを持っていました。

 提示していただいたデータは、専門家の報告書として一般的な書式でした(この業界でこの様な報告書を書くメーカーは珍しい)

実験データは、バクテリアを使用した場合と、未使用の場合の比較実験となっていました。(もちろんバクテリアを使用すると汚れが短時間で処理でき、最適な水質が持続するというものでした)

 データを見て一つ疑問が湧きました。

バクテリアを使用しない水槽でのアンモニア及び亜硝酸の発生スピードが実験条件から考えて早すぎるように思えたのです。

 このため、実験条件を詳しくお聞きした所、驚くような答えがかえってきました。

 なんとバクテリアを使用した水槽では、業界で、最高級といわれている、K社のPというろ過材を大量に使用していたのですが、バクテリア未使用の水槽のろ過材は、天然のサンゴ砂(海水の場合、淡水は確か大磯を使用していた)でした。

理由を聞いたところ、このバクテリアには、K社のPが最適で、バクテリアの性能がフルに発揮できるとの事でした。

 比較対照の水槽にサンゴ砂を使用したのは、海水魚のろ過の場合、通常サンゴ砂が一番良く使用されるためだと言われました。

皆さんどう思われますか?


2002年12月6日

4、不要魚、不要品の処理@

当店では、不要魚(奇形や病気、違法輸入などの無いもの、)、不要品(故障の無いもの)は、基本的に他店でお買い上げになったものに付きましても無償を条件に引き取りを行っております。

 有償での引き取りは、一切行っておりません。

爬虫類(亀など)についても同じです。

 これは、あくまで不要魚等が川に捨てられることや、劣悪な環境で飼育されるのを防ぐためです。

 持ち込まれる不要魚の中には、非常に悲惨な例もたくさんあります。

 また川や湖への投棄も問題となっております。

 不要魚や不要になった爬虫類の投棄、放流については、別の機会に私の意見を述べたいと思いますが、飼育に飽きたり、事情があって飼育できなくなった場合、魚のためにできるだけ早く新しい飼育者を探してください。

 どうしても見つからない場合、お近くのショップにご相談ください。

 無償でしたら、当店以外にも引き取ってくれるショップは必ず見つかるはずです。


2002年12月2日

3、メーカーの担当者の話@

  ある大手外資系メーカーの担当者の話です。

  このメーカーの担当者は、他のメーカーの営業担当者と違い、商品の売込みをするわけではなく、ポリシーを持った営業活動をされていました。

  ある日来店された時、いつもと違い、少し外で話をしたいといわれました。

  もちろんお話をさせていただくため、外に出ました。

  そこでおっしゃるには、急に転勤が決まってすぐに大阪に発たなければならない。

  本当は、こんなとこでゆっくり話をしているわけにはいかないんだ。

  時間が無い、ただこれだけは聞いて行かないと安心して大阪にいけないと、

  ここからが本題です。

 「何でお宅は売れているんだ! 他にもっと綺麗な店がたくさんあるし、品揃えの良い店もある、入りやすい店もある、何でそれらの店ではなくお宅の店が売れるんだ!

  多少他の店より安いかもしれないけれど、それで売れるとは思えない。

  私は長い間それだけがわからなかった、それを聞いておかないと心残りで落ち着いて大阪にいけない」

  私は、運が良かったのだと思うとお答えいたしました。


2002年11月29日

2、商品、魚の価格について@

 アピストの価格

  ここで言うアピストは、東南アジアやヨーロッパで繁殖されたラミレジー等ではなく、ブラジル、ペルーなどで採取された原種アピストのことです。

  一時期は、種類によって1ペア5万円から10万円以上する種類もたくさんいましたが、さすがに最近は、そこまでする種類は、少なくなりました。

  なぜ川で採取された小型のアピストがそこまで高くなると思われますか?

  通常採取された魚は、漁師からシッパ―(集荷業者)、国内の大手輸入業者、中小の問屋、専門店という流れで入荷します。(途中一部省略することもある)

 その流れを考えアピストが非常に高価になる原因を次の内から考えてください。 

  1、漁師さんが珍しい魚は、非常に高くシッパ―に販売する。


  2、シッパ―(集荷業者)が珍しい魚を分けて高く輸出する。

  3、国内の輸入業者、問屋が、利益をたっぷり取り、専門店に販売する。

  4、専門店が、利益をたっぷりとり高価で販売している。

  どれが正解だと思われますか?

  実は、どれも間違っています。

  もちろん珍種アピストは、一般種に比べシッパ―の出荷価格も高価になりますが、通常利益率で考えれば最終小売価格が1匹1万円を超えるほど高い種類は、ほとんどありません。(一部特殊なシッパ―は除く)

  それならば国内業者がアピストだけ暴利をむさぼっているのでしょうか?

  もちろんそんなこともありません。

  アピストの価格が高くなる原因は、まずペア販売が一般的になっていることです。

  アピストの場合は、オスメスのバランスが極端に偏っている場合も多く、たとえば雄10匹に対し雌が1匹しかいない場合、ペアの価格は、1匹の価格の11倍が妥当な価格になってしまいます。

  またサイズが少し小さい場合、雄、雌、他種の混ざりの選別などが難しく入荷後すぐ出荷できないこともよくあります。

  その場合、ストック水槽で一定期間、育成しなければなりません。

  当然このコストも販売価格に含まれます。

  さらに現地の選別レベルは、低く、ひどい場合、注文した種類がほとんど入っていないことすらあります。

  このリスクも当然販売価格に含まれます。

  高価なアピストをショップが仕入れる場合、他の魚のように大量に仕入れることが無いため国内運賃も問題となります。(アピスト1ペアを仕入れた場合でも、パッキングチャージ、運賃などで¥1500ほどかかる)この場合当然このコストも魚の原価にプラスされます。

  この他、アピストを得意とするシッパ―の規模の問題、(規模が小さく輸入ロットが作れない)ボックス入り数の問題(1ボックス80から200匹入っている)

  これらのコストを除いてリスク(雄雌の選別をせず、多少の他魚の混ざりを我慢してもらう)をお客様にかぶっていただくと価格は、どうなるのでしょうか?

  答えは、特売のページにあります。

  ご興味のある方は、ご覧ください。


2002年11月25日

1、再販価格規制について@

 再販価格の規制(メーカーが小売価格を拘束すること)はどこの業界でもあることだと思いますが、ご多分に漏れず観賞魚業界でも一部にあります。

 私がこの業界に入ってあまりたっていないころの話ですので10年程前の話です。

 ある大手メーカー(一部の商品については、特約店制度をとって再販価格を強制していた)の商品を規制価格を守らず販売していた時のことです。

 突然メーカーの営業課長さんにご来店いただき販売価格を上げて欲しいと言われました。

 もちろん丁寧にお断りいたしましたが、あまりにも熱心であるため、途中レジ横に置いてあった小型カセットを胸ポケットに入れ話の内容を録音させていただきました。

 話し合いは、長く続きましたが、話がつかず、メーカーから特約店の解除を警告されました。

 次の日、上司である営業部長さんから電話があり、特約店を解除するとの事でした。

 私は、昨日の話し合いは録音させていただいた旨をお答えした所、1時間後には、ご来店いただき、特約店の解除は取り消す、テープを渡して欲しい、そのメーカーが販売している高級フィルターをフルセット(8台位、時価10万円程度)をサンプルとして提供するとの事でした。

 テープは、こちらで消し、サンプルはせっかくのご好意ですが遠慮させていただく事にしました。

 その数ヵ月後、特約店制度は廃止され、再販価格の規制はなくなりました。